[`evernote` not found]
LINEで送る

ニューヨークで初めて観てから6年も経ちましたが、今年もBlast!日本ツアーの公演を観てきました。 大学時代にどっぷり浸かり、以来ずっとマーチングとどこかでつながってきたのは、無限の可能性を感じるショーづくりの魅力だと思います。このBlast!も、由来となったドラムコーの舞台であるフットボールフィールドでのパフォーマンスから、ブラスシアターと名付けたコンサートホールでのコンサートを経て、現在のような素晴らしい演出の「Broadway Version」となって、ロンドンやニューヨークをはじめ、世界各国で演奏演技をしています。 Blast!の日本ツアーは今年が5年めで、昨年はBlast!IIとして、木管楽器を加えたスタイルでしたが、今年は最初の3年と同じレパートリーのショーで、「Broadway Version」として戻ってきました。 日本ツアーの最初の3年と同じレパートリーで、「色」をコンセプトにしているという演出も同じだったので、そういう意味ではそれほどの期待感はなく、大好きなショーをライブで見られる、という風に考えていました。 実際、ショーとして変化が大きくなると思われるビジュアルアンサンブルや照明などの演技・演出はほとんど同じで、落ち着いて楽しめたのですが、演奏のほうではちょっとした変化がありました。いや、もしかしたら以前からで、今回気づいたのかもしれません。 変化というのは、主にステージ後方にいる打楽器群で、2階建てになっていてさまざまな打楽器がセットされているのですが、いくつかの曲で通常はバッテリーで出てくるメンバーも加わって演奏していました。以前までのショーではなかったと思います。それもあって、演奏面においては、ブラスもとても安定していてよく鳴っており、さらに打楽器の音が厚くなって、とても聴き映えのするパフォーマンスでした。 昨年のBlastIIが木管楽器が入ったことで音色に深みを増してとても好きだったのですが、それに似た演奏の厚みを感じたのでした。 逆に、とても残念だったのは、ビジュアルアンサンブルのミスがとても目立っていたことです。ミスというと、ドロップが何回かあったのもそうですが、フラッグやライフルのクリーニングがあまりできていないように感じました。ソロの演技がとても素晴らしいだけに、ビジュアルアンサンブルの不調和はもったいないと思います。 今年もインターミッションでのパフォーマンスがホール1Fのエスカレータ下で行われました。かなり遅れて到着したのですが、偶然にも真横のスポットにたどり着くことができました。 デジカメの動画に収めることができましたので、2つに分割してアップしております。 2つめのビデオ冒頭では、珍しく石川さんが噛んでます。 あと、本当に腹が立つのは、ビデオをご覧になるとわかるのですが、禁止だと再三注意しているにもかかわらず、フラッシュをたいていることです。おそらく何人かは気付かずにやってしまった方もいると思いますが、多くは確信犯なのではと思ってしまいます。 見かけたらちゃんと周りにいる人が注意するべきでしょう。スタッフの方もいらっしゃいますが、これだけたくさんの観客をくまなくフォローするのは難しいです。 同様に、終演後のパフォーマンスをホール2階ロビーの奥でやっており、演奏後控室に戻って行くところにファンが集まって握手やサインをもらう機会になっているのですが、押し合いになったり、後ろから前にいる人に難癖をつけているケースがあるようです。 たばこのポイ捨てや保育園費未納など、考えられないようなマナーや行動と、結構近いものがあると感じてます。反面教師として、また気づいた人が注意できるようになるといいなと思います。 さて、来年はBlast!2で日本ツアーが計画されているらしいと聞いています。1とは違うレパートリーや演奏がとても楽しみです。春の祭典が一番好きですね。