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味の素スタジアムで開催された、日本のドラムコーの全国大会といえるイベントの観戦に行ってきました。お昼前からスタートしたのと、この季節には珍しいくらいの快晴のおかげの気温で、1月という厳しいスケジュールの中では比較的プレイヤーにも観客にもありがたい環境で開催されました。 DCJ ALL JAPAN Championship
最終のスコアは、主催団体の公式サイトにあるものをご覧いただくとして、見ることができたショーの感想などを書いておきます。遅れて到着したので、Phoenix Regimentから観ました。 スコア(Recap):http://www.dcjpn.org/cgi-bin/dlcnt/dlcnt.cgi?file=f_ajc2009 #サイトのリンク先が違っているので、上記のは勝手に修正してあります。
Phoenix Regiment 高校のドラムコーで、毎年メンバーが入れ替わるため、そのレベルや伝統を引き継いでいくのがとても難しいと思うのですが、いつもそんな不安を吹き飛ばしてくれるパフォーマンスを見せてくれています。しかし、今年のショーは、そのイメージとはちょっと違っていたように思います。ブラスセクションのタイミングずれが気になるところが何度かありました。邪推ですが、3年生が抜けてしまったためなのでは、と思って観ておりました。 その一方で、カラーガードがよかったと思います。完成度が高いと感じました。ドラムラインのソロもよかったです。ショーの構成や演出が、コーの力と合っていると感じました。 Tokyo Phoenix ソプラノブラスがとてもきれいでした。メロフォンがもうちょっと鳴っているとバランスがよかったのではと思いました。ファーストプッシュの盛り上がりがもう少しあったら、もっと引き込まれたのではと思います。 ドリルデザインがとても好きです。ヴィジュアルアンサンブルによる演出でさらに魅力的になっていました。 Jokers きっとその衣装やショー作りから、「Bridgemen」のスタイルを目指しているのかな、といつも思います。そんなJokersは、各プレイヤーが、ショーの中で、それぞれの役割を本当にうまく果たしていると感じました。ソリストしかり、ドラムラインしかり、ヴィジュアルアンサンブルしかり。 それだけに、ショーの最後はもっと感動的というか、盛り上がる要素をふんだんに入れてくれていると、もっと見ごたえのあるショーになっていたと思いました。来年もぜひエントリーしてほしいです。 The Yokohama Scouts レパートリーの持ち方やドリルデザインなどが、90年代後半のDCIのショーの雰囲気となんとなく似ている気がしました。ブラスの中音域の鳴りがとてもよく、バッテリーのバランス、アンサンブルが心地よかったです。 ビジュアルアンサンブルですが、手具の種類が少なく、フラッグとダンスがほとんどだったと思います。フラッグがとても効果的に使われており、演出効果をさらに高めていました。私のようにカラーガードが好きだったり関心がある観客からすると、ちょっと物足りないのは仕方ないかもしれません。 Yokohama Inspires 期待を裏切らないレパートリーでした。Malagaのオープナー、鳥肌ものです。スパニッシュ/ラテンではドラムラインとピットがとても重要な役割を果たすと思いますが、ピットメンバーのリズムセンスと演奏技術はさすがです。ラテンの血が通ったパフォーマンスでした。 MalagaはBlastIIのエンディングでも使われており、その印象もあってか、今回のショーのエンディングは期待したものより地味というか、しつこすぎるくらいの盛り上がりがなかったのが残念でした。全体を通して、プレイヤーが動いているときのTuttiが足りないと思います。Haltしているときは、吹きすぎず、きれいなアンサンブルでとてもよかったと思います。
今年の夏には、久しぶりにDCIを観に行きたくなってます。