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東京公演が先日終わってしまいましたが、代々木の特設会場で行なわれていたシルク・ドゥ・ソレイユの「コルテオ」を3月に観てまいりました。 シルク・ドゥ・ソレイユの演目は、実は昨年のドラリオンが初めてで、今回のコルテオが2つめでした。おなじシルクでも、前回のドラリオンとはずいぶんと異なるショーです。ドラリオンは、人間の肉体・運動能力の極限を極めるもの、とすると、このコルテオは、大きなストーリーを音楽と身体技で幻想的に表現したものといえると思います。ストーリーは、是非コルテオのウェブサイトをご覧ください。ショーを観る方は、ぜひ事前にご覧になっておくとよいと思います。 コルテオ シルク・ドゥ・ソレイユ http://www.fujitv.co.jp/events/corteo/ 通常のコンサートホールや舞台ではなく、特設会場で360度客席が囲み、その中央でパフォーマンスが展開されるのですが、舞台の端から端、床から天井までの空間すべてを使った演技なので、じっと一箇所だけ観ていると、いろいろと見逃してしまいます。また、劇中の音楽も生演奏が多く、舞台周囲の何箇所かに設置されたオーケストラピット(?)や舞台上のパフォーマーを見落とさないようにするのも大変です。 パフォーマーといえば、あるピットはドラムなどの打楽器群で構成されており、カシシなどの小物楽器も含めると相当数の打楽器がセットされていたはずです。ピットは舞台近くの客席のすぐ横に設営されているので、近くに座った方はかなりじっくり観られると思います。私の席は残念ながら反対側のセクションでした。 ドラムつながりでは、舞台上のパフォーマーでストラップでつるしたドラムを演奏する方がいるのですが、かなり早いスティックワークやバックスティックで、明らかにドラムコースタイルでした。ショーの後にバックステージツアーに参加させていただく機会があり、スタッフの方に聞いたら、以前Blast!に出ておられたそうで、公式サイトにもインタビューが掲載されていました。 Christopher ‘Kit’ Chatham http://www.fujitv.co.jp/events/corteo/interview/interview03.html バックステージツアーでは、シルクのマネジャーさんも同行してくださったのですが、質問する機会がありましたので、気になっていたことをお伺いしてみました。
Q:同じエリア内に、同じシルク・ドゥ・ソレイユのショー「ZED」がありますが、互いに観客を取り合うといった懸念などはなかったのですか? A:東京(エリア)はとても大きく、人口も多いので、同じエリアだとしてもどちらかを選択されても十分に集客できると考えていました。実は、シルク・ドゥ・ソレイユの世界中のショーで、隣接して2つのショーが行なわれているのは今回が初めてで、ある意味実験的にやっているところもあります。これがうまく行くのなら、別の場所で同様の展開ができるのではと思います。
コルテオの東京公演は5月5日が最終だったのですが、動員数の伸びが良かったのでしょうか、東京での追加公演が決定しています。 東京追加公演(2009年11月4日縲・2月20日) http://blog.fujitv.co.jp/corteo/E20090508003.html サーカスではあるのですが、舞台装置や演出、音楽など、いろんな要素をめいっぱい楽しめるプロダクションです。これが日本で見られるのはとてもラッキーだと思います。今後くるシルクのショーもとても楽しみです。ZEDも観ないと!