[`evernote` not found]
LINEで送る

selenさんのブログで紹介されていた、洗足学園音楽大学「SENZOKU夏の音楽祭05」のプログラムのひとつ、打楽器コース2年生企画による打楽器ポピュラーコンサートI 『Now’s 打 Time』に行ってきました。そういや、ナマ音のコンサートは久しぶりかもしれません。 学校の名前から、初めは大田区のほうかと思っていたのですが、よくよくウェブサイトを見てみると、溝の口にキャンパスがあるとのこと。中目黒で用事を済ませたその足で、キャンパスにお邪魔してきました。 このコンサートイベントは、木曜日の夜にあった前夜祭から始まって、日曜夜のコンサートまでの4日間、さまざまなコンサートが催されており、夏と冬に開催されてるそうです。 パスを購入して、4日間使えるということなので、日曜だけじゃなくて、土曜日のウィンドオーケストラとかにも行けばよかったな、とちょっと後悔。土曜日の夜に、このイベントのことを思い出したので、後の祭りだったのですが、一番のお目当て、打楽器アンサンブルを聴きに行くことができました。 コンサートプログラム 本日のプログラムです。 このコンサートのことを聞いた時に「お!」と思ったのは、マーチングパーカッションアンサンブルでした。あと、マリンバオーケストラも、なかなか生で見ないので、とても楽しみでした。
■エクスプロレーション・オブ・タイム
「異なる拍子や奏法によって進んでいく」とプログラムの説明にあるのですが、複数楽器によるアクセントの組み合わせで曲が構成されている、という感じでした。そのため、パラディドルをたくさん使った演奏になっており、それがまたグルーヴ感を生み出していたと思います。 もう少しドライブがかかった感じになっていると、もっと迫力が増すと思いました。 Per2の方のスチール系の楽器(おそらく空き缶を横向きに備え付けて、底を叩いてたのでは)がとてもよかったです。
■サモン・ザ・ヒーロー
マーチングパーカッションでのアンサンブルということで、Cadenceのようなものかなと思っていたら、シンセサイザーによる演奏に、ドラムラインがドリルつきで演奏をする、というものでした。アレンジもコンテもメンバーの方によるもので、コンテが結構凝ってました。 演奏のほうは、ドラムコーのドラムラインを知っているためか、ちょっとおとなしく感じました。ロールがすべてクローズドだったことや、フラム、リムショット(屋内だからかもしれないが)が少なくて、マーチングパーカッションらしさがもっとあってもいいかなと思ったり。あとマルチタムのピッチがちょっと低めだったかも。 マーチングパーカッションは、独自の練習も必要だったりすると思いますし、ドリルつきでしたので、とても大変だったと思います。音楽大学でこういったマーチングパーカッションまでカバーしているのにはとてもうれしかったです。
■スチールパンによる演奏3曲
カリビアンサウンド全開で、ラバンバ、ディアーズ~、パワーオブミュージックの3曲の演奏でした。普段鍵盤楽器を叩いていても、スチールドラムはかなり大変だったのではないでしょうか。打面がいろんな方向に向いているし、音階の配置がめちゃくちゃだと思いますし。スチールドラムでソロを演奏したみなさん、素晴らしかったです。 が、さらによかったのがティンバレスを叩いていた方。ラテンの血が流れてる方だと思いますね。いい音とリズムしてました。
■エレクトリック・グラス
マリンバ奏者4人によるアンサンブルで、曲はどこかで聴いたことがあるような気がする、ちょっとポピュラーな感じでした。
■スウィングしなけりゃ意味がない
打楽器アンサンブルとタップダンスのパフォーマンスということで、おそらく今回の目玉のひとつだったと思います。それだけあって、タップダンス、素敵でした。メインで踊っていたメンバーの方が、指導と振り付けをされたということで、どれくらいのダンス歴なのかは測れませんが、華麗なダンスとタップシューズによるリズムは、聴衆全員を釘付けにしてました。かなり感化されました。やっぱり次に挑戦するのはタップなのでは、と。
■動物の謝肉祭より
打楽器アレンジをメンバーの方がされたそうで、アレンジがとてもよかったです。動物の鳴き声や動作を表現している曲が多いのですが、「ライオンズローア」(ってそのままやん!)という楽器もあったようで、確かに聞こえてました。 ライオンズローア – Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%A2 どうやら、クイーカのような楽器のようです。もっと大きくすると、ライオンの雄たけびのようになるのでしょう。 ウォーターゴングというのもあったようなのですが、見つけられず。(グラスハープもありましたが、それとは違いますよね?)ウェブでちらりと探してみたのですが、これと思われる情報にたどり着けずでした。
充実したコンサートツール類 学生さん中心にやっているコンサートだと思うのですが、チケットやパンフレット、受付などの体制がかなりしっかりしていて、とても好感の持てるイベントでした。 今回は打楽器だけでしたが、冒頭にも書いたとおり、次回はぜひ他のコンサートにもお邪魔したいと思ってます。次回の打楽器アンサンブルの目玉は、Stompばりの「何でも打楽器」&アクションとかだと楽しみ。
最後に、ちょっと関係ないですが、本日着ていったTシャツのバックプリントです。これは、以前所属していたバンドのドラムラインの面々が作ったもので、退団後でしたが私にもおすそ分けをいただきました。 コンサートの名前にちなんで、このシャツで鑑賞させていただきました。 「打」Tシャツ