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ドラムプレイヤー、いや打楽器プレーヤーは誰もが、この問題に直面します。特に自宅で練習をしたいとなると、近隣への音と振動がどうしても気になります。

我が家にRolandの練習用電子ドラムがあり、これまでは時々使う程度だったのでこっそりそのまま叩いていました。最近、演奏する機会が増えてきて、イベント前になって叩く頻度が上がってきたので、このまま自由気ままに叩き続けると、さすがにご近所から苦情が入るような気がしてきました。

調べると、自宅で電子ドラムを叩くために工夫している先人たちがけっこういらっしゃることがわかりました。絶大な効果があるとされているのは「タイヤふにゃふにゃステージ」というもので、タイヤチューブのクッションを使い、お風呂場に敷くマットなどを積んで作る自作の台のことです。

中には、それをヒントに独自のパーツを集めて組んでいる方もいらっしゃいました。

私の場合、車がないので徒歩や電車で購入できる材料を使うことと、やはりタイヤチューブだと空気の充填を定期的にしないといけないだろうことが気になるので他のものを使って作る、として、お店周りを始めました。設計プランはこれ。

自宅近くにあるスーパーや金物やさん、そして都会派DIYの強い味方の東急ハンズで物色し、買いそろえることができました。購入したのは下記の通りです。

<東急ハンズ>

  • ラワン合板(12mm厚)800mm x 600mm にカット
  • ポリエチレン製スポンジ板(15mm厚)500mm x 500mm を2枚
  • バックアップ材(丸いスチロール)4メートル(計り売り)
  • ゴム板(20mm厚)105mm x 105mm を5枚

<西友>

  • コルクマット(8mm厚)300mm x 300mm が10枚入ったもの

組み上げた手順は次の通りです。

1.合板の4辺にビニールテープを巻く。(刺が刺さったりしないようにするため)

2.バックアップ材を5つにカット。これで5つの輪を作る。

3.スポンジ板がパネルサイズに合うようにカット。

4.カットしたスポンジを両面テープを使ってパネルに貼る

5.パネルの反対側に輪にしたバックアップ材を貼る

6.バックアップ材の輪を下にして純正マットの上に乗せる

7.その上に、コルクマットを乗せる

8.電子ドラムのスタンドの脚の下にゴム板を敷く

9.この上に電子ドラムを乗せて完成(写真は仮置きのもの)

横から見た積み重ね状態です。

実際の振動と音の抑止効果ですが、離れた別の部屋で聞いてもらったところ、ペダルによる音と振動はほとんどなく、スティックで叩くパッドの音しかわからない、とのこと。成功だと思います。

今回使った材料の購入費用は約5000円です。これに東急ハンズまでの交通費がかかっていますが、思ったより安く抑えることができました。