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広島の味〜「お好み焼き」と「つけ麺」


友人のギターデュオが、仲間の一人が行なうライブに出るということで、広島に行ってきました。ライブのことは別エントリでご紹介したいと思っていますが、せっかく広島に来たのだから、やはりこの土地のおいしいものを食べずにはいられません。

ライブには、ギターデュオ「Rough and Ready Original」のレパートリーの中の1曲だけ、カホンという楽器でご一緒させていただけることになっていたので、午前中のリハーサルに参加しました。13:30から始まるステージの前に、なにかランチを食べようと相方さんとライブハウス近くを探してみることに。

広島に行くよ、と話した別の友人からは、地元の方から教えてもらったお好み焼き、つけ麺、カレーのお店の情報を頂いており、もう少し歩くとタレコミいただいたカレーやさんがあったのですが、その途中で見た感じ気になるつけ麺屋さんが目に入り、そこに入ってみました。

広島風つけ麺というジャンルがある、というのは、さとなおさんの本「極楽おいしい二泊三日」や友人経由のタレコミから知っていたこともあって、気になってはいました。唐辛子を利かせた辛いつけ汁でいただくラーメンです。担々麺好きとしては見逃すことはできません。

この辛いつけ汁メニューには辛さに普通と辛口があったので、ちょっと迷って辛口をオーダー。ライブスタートの時間が気になりつつ、10分くらい待って、やっぱり赤いのが出てきました。

でも、見た目ほど辛くないのです。なんだか爽やかな辛さですが、スープの風味が程よく感じられるので、期待した辛さはなかったけれど、これはこれで美味しいのでした。

割りスープも置いてあり、この赤いつけ汁に加えて半分くらい頂きました。ごちそうさまでした。

ライブも無事に終了し、打ち上げの前にチェックインのためホテルに戻ったのですが、ホテルの近くというか戻り道途中に、八昌というお好み焼き屋さんの有名店があるので覗いたら、17時前なのにすでに満席で店の前で1組待っていて、後から来るつもりだったのを変更してそのまま並ぶことに。

15分くらい待ったところで、店の横の通路を通って、奥の座敷に通していただきました。カウンター席はぎゅうぎゅうでしたが、ここは広々としていてラッキーでした。楽器も持っていたのでかさばるし。

初めて食べる広島のお好み焼き、しかも有名店のようなので、メニューにおすすめと書かれたそば肉玉をオーダー。あと麺好きなので焼きそばも。

先に出てきた焼きそば、すでにすごいボリューム。そうだ、大阪から西で、しかもお好み焼きなんだからそういう食文化なんだと改めて思う。

意外だったのは、ソースがかなり控えめで、そのため味付けもさっぱりした感じなのです。見た目はけっこうガツンという感じですが、テーブルにおいてあったお好みソースを加えて頂きました。

続いて、お好み焼きの登場。こちらも見た目は大阪で見るソースどーん、という感じではなく、もうちょっと上品なスタイルになっているとお見受けしました。実際、味も焼きそば同様あっさりなのです。これは中のキャベツの風味がとても引き出されているからでもあります。とても優しいお好み焼きです。私のお好み焼き像とは結構異なるのですが、これはこれですごく美味しい。人気店なのも納得です。是非また食べてみたい、と思ってますが、さとなおさんの本の紹介文によると、広島風お好み焼きやさんは3系統あるそうで、その一つの八昌で頂いたので、次は残りの2つにも行かねばなりません。

広島の食も、またここの地に呼び寄せてくれる気がします。

風雲丸 立町店(広島つけ麺)
http://r.tabelog.com/hiroshima/A3401/A340101/34011448/

八昌(広島風お好み焼き)
http://rp.gnavi.co.jp/3006932/

そして、翌日からは香川へ。昨年11月の讃岐うどんツアーで、他の地のうどんでは満足できない体になってしまったので、元気を補給するための再訪です。

さっそく集団スリ体験@バルセロナ


バルセロナに行く、という話をすると、ほぼ間違いなくかえってきたレスポンスが「スリに気をつけよ」でした。ガイドブックを見ても、繰り返し警告が掲載されています。そして、「私も被害に遭いました」「一緒に行ったメンバーが…」という報告も。

到着した翌日、お昼過ぎに外出し、ホテルの近くの観光名所のひとつ、サグラダファミリアへ、ぶらぶら散歩がてら向かったのですが、あまりの迫力に観光モードにスイッチが入り、写真などをパシャパシャと取り始めました。通りを挟んだ公園らしきスペースの前にも人が多くいるので、そっちに渡って写真をもう少し、と思ったとたん、女の子の集団が手書き用のボードとペンを持って「英語がわかるか?」などと英語でわーわー言いながら私たちを一気に囲んでくる。

こっちが無視しているとスペイン語(もしくはカタルーニャ語)に切り替わり、一気にまくしたて出したとたん、別の女の子が一緒にいた相方さんに近づき、肩からかけて体の前にあったポーチのファスナーをあけようと手を出した。気づいた相方さんがその手をバンと払い、二人でその場から急ぎ足で離れて、事無きを得ましたが、ポーチのファスナーが半分開けられていました。幸い、被害はゼロ。

事前に「気をつけて」と言われていても、突然の状況に驚いて何もできないというかボーッとなって、その隙に簡単に狙われてしまうということがよくわかりました。お陰でこの先の日程での警戒レベル(荷物の持ち方、人との接触のしかた)をぐっとあげることができそうです。

それにしても、子どもまたは学生にしか見えない子たちまでもが、堂々とスリをするというのは、ちょっとショックではありますね。

写真は、スリ未遂の体験をしたサグラダ・ファミリア。