3月21日、大田区体育館で行なわれた、
東京フェニックスドラム&ビューグルコー20周年記念コンサートに行ってきました。
そういや、この体育館はマーチングイベントによく使われているところで、自分も2度ほど立ったことがありました。ちょっと懐かしい。
さて、コンサートですが、もともと身内というか卒業生(?)や仲良しが多くいらしていたようで、声援がいっぱいで、客席もフロアも熱くなってました。コンテストのときもかなり黄色い歓声が飛ぶのですが、コンサートでも同じくらい盛り上がってました。
プレイヤーの人数とビューグルの楽器特性もあって、ブラスの音はよくなっていたと思います。個人的には、もうちょっと抑えてても十分かな、とも思ったり。ドラムラインもそうですね。体育館なので、どうしても響きすぎてしまうため、あの音量だとフレーズなどが聞き取りにくいところがありました。Bass Drumがもうちょっと聞こえるとバランスがよりよかったのではと思いました。でも、あのパワーでディドルなどのツブがちゃんとそろっているのは、やっぱり全国大会で競っているだけありますね。うらやましいです。
レパートリーは、Pat MethenyのFirst Circle目当てだったのですが、以外にあっさりでした。もっとこってりしたアレンジとドリルデザインを想像していたので、ちょっと寂しかったです。派フォーマンスでは、カラーガードのフラッグがとてもよかったです。ガードだけのショーのときも、2004年のレパートリーの中でも、オールフラッグのときのタイミングはかなりそろっていて、ゾクゾク来るものがありました。ライフルとセイバーはやっぱり難しいですよね。
アンコールは、バンド結成初期の頃に演奏したとおっしゃっていた「T.O」でした。これ、私のイニシャルと同じで、なんとなく昔から気になる曲だったのですが、ここで聴けるとは思いませんでした。立奏でやっていた「Ice Castle」もそうですが、80年代のDCIのレパートリーと重なり、懐かしさがかもし出される選曲でもありました。「Ice Castle」はMadison Scoutsがやったアレンジとほぼ同じだと思いますが、アレンジャーの方がMadisonのOBと聞いて納得です。
ゲストの5人組ビューグルバンドもシブイ選曲をしてました。「スクリームマシン」を5人でやるとは思いませんでしたよ。メロフォンの方の音が秀逸なのと、ドラムのフレーズ感がとても心地よかったです。あの感じでしたら、「La Fiesta」とか「Birdland」とかもツボにはまるのではと思います。
バスドラムの上にあったタム、シングルヘッドでシェルにカットが入っていたので、マルチタムをつけていたのではないかと思います。(^^) あとクラッシュシンバルをパフォーマンス向けに下から上へのストロークでたたいているときがありました。そういや、ホーンズメンバーは、パフォーマンスがちょっと少なかったような気もします。ストリートでやっている(?)パフォーマンスを是非見せて欲しかったです。
20年バンドを継続させるというのは、並大抵ではないと思います。コンサートの途中で、10年以上バンドで活動をしてきた人を表彰していたのですが、現役プレイヤーも結構いらっしゃいました。10年も練習を続けてきた、ということだけにも敬意を表したいです。ほんとうにお疲れ様でした。これからも素晴らしい演奏活動を続けていかれることを祈念します。これからも応援してますね。