今年のゴールデンウィークはまさに黄金のカレンダーですね。 4月29日から5月2日まで帰省して、懐かしい面々に会ってきました。 その中で、29日は出身高校の吹奏楽部の第2回演奏会で、OB合同ステージがあるということもあり、ゲネプロからお邪魔させてもらいました。 私が在学中はまだ吹奏楽同好会で、正式のクラブではなかったため、たくさんの部員がいるにもかかわらず予算などの制約がありました。私の次の代の代表がとてもがんばり、正式に「クラブ」に昇格させたのでした。 そして時は経ち、一昨年にとあるきっかけからOB会なるものが発足するにいたったのでした。これも次の代の代表が中心となり、OB同士、現役生との交流の場を作ったのでした。そこから話は次々と進み、昨年初めて校外での演奏会を開催するに至ったのでした。 昨年は日程が合わず帰省するのは叶わなかったのですが、今年はGW初日ということで、ほかの同窓会もあって戻ることにしました。 さて、この演奏会を通して驚いたことが2つありました。 ひとつは、現役高校生たちがなんともすがすがしいメンバーだったことでした。東京にいると、ついつい派手な子たちを目の当たりにしていたり、メディアで映されるイケてない高校生像がインプットされていたけれど、ゲネプロ中やコンサート後のミーティングに見られた、彼らの純粋、まじめな姿に「おー、実はこういう高校生はちゃんといるのね。」と思わずにはいられませんでした。終演後のお客様へのお見送りやOBたちに対しての礼儀をはじめ、現役生幹部の面々もしっかりとみんなを仕切っていたのでした。頼もしい限りです。 もうひとつは、裏方スタッフとして活躍していたOBたちでした。彼らは1年前に卒業した代を中心に15名ほどが、ステージマネジャーや舞台設営、司会などを担当していました。その動きや統制の取れかた、「プロか?」と思えるほどでした。OBスタッフのリーダーは、現在の大学に吹奏楽がなかったために応援団に入ったそうで、コンサートの経験はなかったそうでしたが、ばりばり仕事をこなしつつ、他のメンバーに指示を出していました。 演奏のほうも、昨年は予選を通過して地区大会まで進み、金賞をとったとのことで、そこらへんの一般バンドよりも素晴らしいものでした。これはお世辞抜きです。メインの曲などはゲネプロのほうがよかったのですが、それでも賞賛されるべきものでした。Bravo!
マツケンサンバ2がレパートリーに入っており、ご多分に漏れず「マツケン」が登場していましたが、それを含めたさまざまな演出は、学生らしさと重なって好感が持たれるものだったようです。いたく観客にウケていました。学生バンドなので、毎年メンバーが入れ替わっていってしまうので、こうした演奏会のノウハウや演奏技術を伝えていくのがなかなか難しいことだと思いますが、ぜひ今後もがんばってほしいです。 この演奏会のプログラムに、とても気になる曲がありまして、もともとこれについて書くつもりでしたが、長くなったので別エントリーでご紹介します。