「First Love」を聞いたころから気になるアーティストだったのですが、「Traveling」の曲調が心地よく、彼女の曲作りが楽しくてアルバムを聞くようになりました。 携帯キャリアのauが携帯向け音楽データダウンロードサービスを開始するにあたり、テーマ曲に宇多田ヒカルの「Keep Tryin’」が使われており、サビの部分がよくテレビで流れるようになりました。 このサビの部分、ちょっと不思議な転調をする感じで、とても耳に残る曲だったこともあり、リリース後、iTMSにてダウンロード購入してみました。 iTMSにて視聴もできます。 さっそくiPodにコピーして、通勤電車内で初めて聞いたとき、なんとも楽しく明るい曲で、歌詞を聴きながらついつい微笑んでしまいました。AUのダウンロードサービス「LISMO」のCMにて、サビの部分がかかっているのがとても印象に残っていますが、今回の曲は歌いだしがあのサビの部分から始まります。 いつも宇多田ヒカルの歌詞には、その曲らしさがふんだんに詰まっているのですが、「Keep Tryin’」では、彼女から話しかけられているような感じだと思います。 いくつか気になる歌詞がありまして、そもそもダウンロード購入したので歌詞カードがないのですが、聞きながら「お!」というところや、よく聞き取れないところもあって何度も聞いたりしてました。およそこんな歌詞とは思ってなくて聞き取れなかったところは、他のブログで紹介されているのを見かけて、ようやくというところもありました。 たとえば、
どんぶらこっこ 世の中浮き沈みが激しいなぁ どんな時でも価値が変わらないのはただあなたは、何回聞いても「?」でした。すごい歌詞です。でもこの箇所の歌声は、彼女らしさがとても出ているところでもありです。
お父さんkeep trying,trying お母さんkeep trying,trying お兄ちゃん、車掌さん、お嫁さんkeep trying,tryingは、初めて聞いてついつい微笑んでしまったところでした。「車掌さん」というのが、もしかしたら「社長さん」といっているのかと思いつつ、それだとあまりにベタすぎるな、と思ってたのでした。
将来、国家公務員だなんて言うな 夢がないなぁという歌詞は、宇多田ヒカル自身も「公務員の方々がいやな気持ちにならないかすごく心配でした」とブログで書いており、iTMSでのレビューにも賛否両論があがっていました。本人曰く、「公務員さんを非難してはいません」とのことで、真意は「公務員」というのはなりたい職業としてではなくて雇用形態のひとつであって、何を仕事としたいのか、ということが語れるようになってほしい、ということなんだと思います。 『Keep Tryin’』 Blog by DUOBLOG http://blog.duogate.jp/keeptryin/entry/detail/?id=4337622 最後の「お父さん」「お母さん」という呼びかけは、3回くらいリピートが入るのですが、せっかくだから毎回違う人たちを入れてくれてもよかったかなーと思ったりしています。「花屋さん」「大工さん」とかでしょうか(^^)。 サビの部分の不思議な感じがするコード展開は、はじめのもの珍しさだけかなと思っていたのですが、何度聞いても心地よく、また彼女の声がとても聞き栄えするところでもあります。 しばらくはこのKeep Trying’、しばらく私のiPodのヘビーローテーションプレイリストにて、毎朝楽しく元気をもらいます。 特設サイトもありました。 Utada Hikaru http://www.toshiba-emi.co.jp/hikki/keeptryin/index_j.htm