もう1ヶ月以上前になってしまいましたが、知人が出ているミュージカルを見てきました。
「The Pirates of Penzance」
という英語ベースのお芝居で、原作は100年以上も前に書かれたものだそうです。「Tokyo International Players」という任意の劇団集団で、英語ベースでの活動をおこなっています。
Community Theatre in Tokyo: Tokyo International Players
http://www.tokyoplayers.org/
今回見た「The Pirates of Penzance」も英語で演じられており、キャストの多くは在日外国人や英語をネイティブとして使っている人たちで、日本人キャストは海外で演劇を学んだ方々のようでした。
ストーリーはかなりハチャメチャで、なにかテーマがあるのかはよくわからなかったのですが、まあコメディですから、ストーリーの中の、せりふの言い回しや状況変化、現代社会でも通じる年齢ネタなどを楽しむことになりました。
一番ツボだったのは、海賊たちが大騒ぎしているときに、歌がだんだんとQueenの「Bohemian Rhapsody」のフレーズに変わっていき、そのモチーフがしばらく続いたところがあったのですが、ストーリーの最後に、警察と海賊が大捕り物の末、警官隊が「女王陛下(Queen)の御名のもとに!」と叫んだとたん、海賊たちが静かになるのでした。「我らは我らの女王陛下を敬愛す」といって。
ここで途中の「Bohemian Rhapsody」とつながり、エンディングとなったのでした。オリジナルの脚本が書かれた当時は、まだこの曲は存在していなかったわけですから、今回のプロダクションでうまく取り入れたネタだったんだと思います。こういう仕込み、いいですよね。
もともとミュージカルは好きで、ブロードウェイ系のものをよく見てきたのですが、こういうミュージカルもこれから見たいです。