川崎球場にて、Drum Corps Japan主催のPreviewと呼ばれるイベントがありました。毎年コンペティションがあり、ファイナルに向けてシーズンが進みますが、このPreviewがその年のレパートリーのお披露目の機会となり、シーズンがスタートします。Previewなので、ジャッジは不在でスコアをつけないのですが、各コー(バンド)のショーが最初に楽しむことができます。
いつもはもう少し秋になってからの開催だったように思いますが、今年は夏休み中の開催となりました。日中だとかなり気温が上がるので、演奏する側も観る側も暑さが心配な時期ですが、今日は程よく曇っていて、風も適度にあったので鑑賞にはちょうどよい天気でした。
13:40ごろに川崎球場に到着すると、最後のコーのリハーサル中でした。今回は4つのコーが参加しています。
Previewは14:00からでした。
1.東京実業高校 Phoenix Regiment
チャック・マンジョーネの名曲「Children of Sanchez」「Land of Make Believe」をフィーチャーしたショーで、途中J竏窒oOPを使ったチアリーディング風の演技のレパートリーもあり、Previewらしく、高校生らしいショーでした。コンペティションに向けてのショーはまだこれからレパートリーや組み立てが変わってくるのではと思いますので、楽しみにしています。
2.
Tokyo Phoenix
夏休み中の演技だからか、各パートのバランスがちょっと気になる構成でした。バッテリーがスネア1人、テナー2人、バスドラム4人で、特にスネアは1人の割には聞こえていましたが、アンサンブルとなるとやはり厳しいのですね。ピットは、レパートリー各曲で結構重要なパートを占めていると思います。ファイナルに向けて、ピットとブラス、バッテリーとのアンサンブルがさらにレベルアップしてくるのが楽しみです。
3.
YOKOHAMA Inspires
今年のショーは「Spanish Rain」で、ロミオとジュリエットのストーリーをなぞって構成されています。ドリルデザインがかなり激しいというか、フィールド各所でいろんなことが起こっており、どこを見ていても目を奪われる演技です。冒頭から「え?」と思わせる演出があり、バッテリーのダンスとも言えるコリオグラフィもとても素晴らしいです。まだ、半分くらいしかドリルがついてなかったので、こちらも仕上がりが楽しみです。途中タイミングが合わない箇所がいくつかあったので、ファイナルで完璧になったのを是非みせてほしいです。
4.
The Yokohama Scouts
今年は誰もが知っているレパートリーでショー作りをする、というアナウンスの通り、クラシック音楽+アディエマスで構成されていました。全体を通してシンフォニックなサウンドのショーで、圧倒される分厚いサウンドと観客をひきつけるアレンジがよかったです。若々しく、力強さが前面に出たショーでした。ブラスとバッテリーにはドリルがすべてついており、ビジュアルアンサンブルだけが両サイドで演技をしていました。次回はひとつになったショーがみられるのではと期待しています。
次は10月24日(土)の大田スタジアムで開催されるTOKYO OPENです。夜なのでナイターですね。この時期のナイターだと、かなり冷え込むと思います。TOKYO OPENはもしかしたら東京にいなくて観にいけないかもしれませんので、次はファイナルかもしれないです。
この後のスケジュールは、このサイトの
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Drum Corps Japanのサイトで。