例によって先に音楽を聴いていたのですが、舞台はまだ見たことがありませんでした。
一緒に観にいったメンバーのうち、ほとんどがリピーターで、チケット手配してくれた方は10回近くご覧になっているそうで、しかも毎回号泣されているとのこと。
ストーリーは、現代の博物館で、そこに展示された女王が、物語を歌にのせて語るところから始まります。なぜか2人がある展示物の前で、赤い糸で結ばれるように出会うのですが、物語の最後にこのシーンにつながるという展開になっています。
音楽はライオンキングに引き続きエルトン・ジョン氏で、歌詞はティム・ライス氏。いろんなジャンルの音楽で構成され、プロダクションの色合いが増幅されています。
1幕、2幕の両方を通じて、ストーリー展開はちょっとゆっくりかなと感じました。間延びしているとまでは言わないまでも、もう少しスピード感があるとよいと思いました。禁じられた愛、というのは、小説やミュージカルでは定番のひとつでもあるので、さらに独特の強いストーリー性があると、きっともっと惹かれたのだと思います。
そういう意味では、最初と最後のシークエンスの「現代」と、古代エジプトがつながっていくところの演出や、舞台衣装、舞台装置は独特というか、「アイーダ」の世界で活き活きとしています。
今日のマチネは、観客側が結構にぎやかで、カーテンコールもかなり長い間続きました。あの人数ですべてのパフォーマンスをやっているのは、いつもミュージカルを見て感嘆します。元気をたくさんもらいました。
次のミュージカルは「春のめざめ(Spring Awakening)」の予定です。