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日本でも何度も上演されてきたミュージカル「レ・ミゼラブル」を見てきました。6月5日(日)マチネです。この公演を選んだのは、アンサンブルに知人が2人も出るからです。座席も結構前の方でしたので、彼女たちが出てくるとよくわかる、とてもいい席でした。(香盤表で分かっていても、さすがに暗くてフードを被っている大人数の場面とかだと見つけられず)

知人だから、というヒイキ目も多少あるかもしれませんが、二人ともとても舞台映えのする歌声で、自然と目が追ってしまうくらいです。私が観たキャストは、アンサンブルの皆さんがとてもよかったです。舞台から歌がビリビリと伝わってくるのでした。ストーリーの中に入って聴くとなおさらで、最初から最後まで圧倒されていました。次、どんな作品に出演するのか、とても楽しみです。応援してます。

また、ジャン・バルジャンは別所哲也さんだったのですが、その存在感は本当にすごかったです。劇場に入って席に着いたときまでは、全く気になっていなかったのですが、第1幕のパリ(銀食器などをもらってから10年後)のあたりから、ぐいぐいと惹き付けられました。もちろん主役なので、常にストーリーの中心にいるので、ずっと目が追いかけるのは当然ではあるのですが、何かそれ以上のパワーというか、オーラのようなものがあったのだと思います。終演後、知人の一人を訪ねて楽屋にお邪魔したときに、たまたま別所さんともすれ違いましたが、背も高い方ですね。

私はこれまでストレートプレイやミュージカルを数多く観てきているわけでもないし、テレビや映画で別所さんをたくさん観た訳ではないので、比較するものはないのですが、私が観た今回のレ・ミゼラブルの感動は、別所さんとアンサンブルの魅力からだと思います。素晴らしい作品の上演の場にいれてよかったです。

2011年の公演で、レ・ミゼラブルは最後になる、というのを聞いた気がします。なんだかんだ言いながら、また違う演出の「レ・ミゼラブル」がいつか上演されるのではと淡い期待をしつつ、しばらくは今回の公演の余韻を大事にしておきます。