学生時代に吹奏楽に明け暮れ、大学以降はマーチングバンドにも染まり、この数年は友人たちに混じってロックバンドで、ずっと音楽に携わってきています。スタートが吹奏楽ということもあってか、さまざまなジャンルの音楽を演奏する機会に恵まれ、その度に楽しい発見をしてきたと思います。
学生時代の先輩が、クラシック界で大活躍をされていて、以前は当時の友人と一緒にコンサートに行ったこともあったのですが、この10年くらいはずっと縁がないままでした。
最近になって、お仕事つながりの友人がアマチュアオーケストラで管楽器を吹いていて、その演奏会に何度かお邪魔することで、管弦打楽器の生演奏に触れる機会がありました。また、前述の先輩ともFacebookでつながり、その活躍ぶりを知ることが多くなりました。彼の投稿から、新日本フィルハーモニー交響楽団の公開リハーサルのことを知り、申し込んで見学できることになりました。
昨日9月5日に行なわれた新日本フィルハーモニー交響楽団の公開リハーサルは、すみだトリフォニーホールの大ホールで行なわれていました。広報の方による冒頭のご案内によると、3回めのリハーサルということで、今週末に行なわれるインゴ・メッツマッハー氏の”Conductor in Residence” 就任披露公演のレパートリー2曲をあわせる様子を見学することができました。(写真は広報のご担当者さまからメールで頂戴しました。ありがとうございます!)
公演情報はコチラ。
#514 定期演奏会“Conductor in Residence”就任披露はワーグナー http://www.njp.or.jp/archives/10051
R.シュトラウス作曲 交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』 op.30
ワーグナー作曲 楽劇『ワルキューレ』 第1幕 (演奏会形式)
公開リハーサルは10:30〜12:40のスケジュールで行なわれ、途中15分の休憩を挟みつつ、最初から最後まで突っ走るのを目の当たりにしてきました。
以下、感じたこと、メモったことを簡単に!
- 管楽器多い。 フルート2、ピッコロ2、オーボエ&イングリッシュホルン4、フォゴット4(プラスコントラ1も)
- クラ2、バスクラ1、ホルン7、トロンボーン4、
- ハープ6!
- 主席バイオリンがとてもよく聞こえる。バイオリンって単体でここまで鳴り響く楽器だったことに驚く。
- ギターなどは練習しているとよくチューニングが狂うので、途中よく調弦するけれど、バイオリン系ってチューニングは狂わないもの?
- 1曲が長いので、一曲を通すことはとても少ないのか。吹奏楽やマーチングバンド時代では、練習時間中に1曲通しは普通によくやっていたように思うので、新鮮な感じ。
- 1時間やって15分休憩。すごい集中力。
- リハ見学者は、年代はわりとバラバラ。男性は年齢層高めかな。
- 指揮者からの指示は英語。基本的には通訳なしでどんどん進む。自身の留学時代にやっていたマーチングバンドのリハーサルを思い出した。
- 管楽器、弦楽器のパートごとの配置場所が変則的な気がする。下手側にコントラバス、上手側にハープ。
大ホールで客席は当然まばらにしか入っていないせいか、オーケストラ全体から届く生音の分厚さに圧倒される2時間でした。それもあって、出てからその足でチケットカウンターへ直行。見学した公演のチケットを夫婦分入手してきました。本番公演の感想も追ってレポートしたいと思います。