お気楽Music Blog

私の周りにある音楽たち

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さまざまなオリジナルプロダクションに挑戦しているCrazy Angels、今年はバレエ音楽「Swan Lake(白鳥の湖)」をモチーフに、舞台上に演技と音楽で物語を創り上げました。 2日間4公演で、2日目午後の公演を観てまいりました。サウンドシアターシリーズとして、正義と悪の間の戦いを描いたものです。白鳥の湖のストーリーに沿って物語が進むのですが、殺陣を含む演技はこれまでのプロダクションに増して素晴らしいものでした。照明や衣装などもとてもよくできており、ヨーロッパ系の民族衣装と舞踏は、物語の世界が目に見えるようにしてくれていました。 音楽はオリジナルで構成されており、シンセサイザーを中心にブラス楽器と打楽器で奏でています。ステージマーチングショーが一連のプロダクションの起点となっていると思いますが、少しずつその色が薄くなりつつあるように思います。今回はサウンドシアターとして、ストーリーと演技をメインとしているので当然の流れかもしれません。それでもブラスプレイヤーやビジュアルアンサンブルをメインとしたレパートリーもあり、ドリルやコリオグラフィーが織り込まれてました。 続きを読む…
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2年前の公演のとき、そのプログラム内容、演技もさることながら、音楽としての完成度の高さにとても感動していました。 Blast!と比べると、ドラムコーのスタイルの色は薄くなり、音楽的にも木管楽器が加わることによって、より深みのある、さらに表現豊かな演奏と演技で、すばらしいステージだと感じていました。 今年の再来日では、メンバーの入れ替えも一部あり、特にソリストが代わったこともあって、プログラムも一部変更になっていました。残念だったのは、前回のレパートリーで好きだったストラビンスキーの「春の祭典(The rite of Spring)」とロドリーゴの「アランフェス協奏曲(Concierto De Aranjuez)」が演目からなくなっていたことでした。オリジナルの音楽も、Blast2のアレンジと演出もすごく好きだったので、ライブで見られなくなったのはとても残念です。 これらの代わりに入ったのは「禿山の一夜(Night on BaldMountain)」「タンゴ(Tango)」でした。禿山の一夜は、ブラスの響きが前面に出るアグレッシブなセクションと、木管楽器のハーモニーが美しいセクションとがうまく折り合い、ドリルもスカード(隊列)での動きも、シンプルな動きの分だけメリハリがあり、音楽ともよく合った、力強いものに感じました。 第2部でも、一部レパートリーの入れ替えがあり、新たに入った「Open Wide」は、Blast!の「 Land of Make Believe」のような、ラテンの楽しいリズムとキャストが客席通路に展開した演奏で、より会場が一体となる演出となっていました。 振り返ると、今回のBlast2Mixは、木管・金管・打楽器のさらなるアンサンブルの美しさとドリルの力強さで、よりパワーアップしたショーだったと思います。 もちろん、ソロプレイヤーの演技もすばらしいものでした。前回も出演していたFlute&Tubaのジェイソンには、最初から最後まで目も耳も釘付けになります。 さらにバトントワラーの本庄さんの演技は、舞台でとても映えていて、バトンの技術だけでなく、ステージ上のストーリーにすっと溶け込みつつも、その存在感は強烈でした。 実は、今年のBlast2Mixは、パスするつもりでいました。Adamが出ないということ、レパートリーがきっと同じだと思い込んでいたことなどが理由ですが、ひょんなことで観覧でき、しかもバックステージツアーやショーの後の立食パーティでキャストにもお会いできることとなり、そしてレベルアップしたショーも観ることができました。やはり、Blastとはご縁があるのだと思っています。なにか直接関わることができるのなら本当にすばらしいのですが、ひとまずは大ファンとして、今後も応援しています。