お気楽Music Blog

私の周りにある音楽たち

falcon の投稿をブラウズ中…

[`evernote` not found]
LINEで送る

ドラムコーに端を発し、ブロードウェイをはじめ世界中のステージで大暴れをしてきた「ブラスト」ですが、3年に及ぶ日本へのツアーも今年の夏で一端終了となりました。 代わりに、ブラスト2(代わり、というには安直な名前か。)として、来年の夏に日本ツアーがあることが決定し、先日より先行予約が行われています。私も、夏にブラストを見てアンケートにお答えしたからか、先行予約のご案内を頂き、初日のチケットを予約したところです。 MIXI内のブラスト関連のコミュニティでも当然話題になっているのですが、ややこしいのは名前が「ブラスト2」となっているからかなと思っています。これだけ見ると、これまでに見たブラストと同じ系統のステージを期待してしまいます。 もちろん型破りなミュージカルショー(?)になるんだと思いますが、実際にはこれまでのブラストとは違うコンセプトである、と思ったほうがよさそうです。
インターネット上の記事をいくつか拾ってみると、「Blast2 Shockwave」というのに遭遇します。 VisualTHUNDER’S – Blast, Inc – Shockwave – What is…. http://tcpstudios.com/visualthunder/shockwave/shockwave2.htm にある記事内容からは、
Blastと同様に、出演者は演奏しながら演じたり、踊ったり、歌ったりをしながら、特にストーリーがあるわけではなくて、それぞれ音楽的なインスピレーションからさまざまなジャンルの曲をカバー(クラシック音楽、ブルース、ジャズ、ロック、ブロードウェイなど)する。ブラス、打楽器、僕別編成の木管楽器、電子打楽器に携帯電話などで構成された2時間のショーになる。 Billie Holiday “God Bless the Child” Alanis Morissette “Uninvited” Queen “Bohemian Rhapsody” Buddy Rich “Channel One Suite” Leonard Bernstein “Prelude Fugue and Riffs” などがレパートリーである。 Blast!がドラムコーからの流れを組むものだったのに対し、Shockwaveは木管楽器を加えた、ビッグバンドスタイルを継承したものであるといえる。ビジュアルアンサンブルは、いわゆるカラーガードとしてのスタイルだけでなく、よりトラディショナルなダンスの要素を取り入れたものになっている。
こうした記事をいくつか読んでいくと、2003年にはBlast!のツアーは終了しており、次の形として前述のShockwaveがスタートしていたようです。半年ほどブロードウェイで公演されたShockwaveはそのまま一端終了し、2003年秋にロンドンにて「Cyberjam」という名前で公演が開始されています。 来年やってくるブラスト2:MIXは、Blast!の後に製作されたShockwaveを基本に、ロンドンにて公演してきたCyberjamを引き続き、日本へのツアーを行うといえるでしょう。 したがって、ブラスト2の出演者は、これまでの日本ツアーのメンバーとはかなり違うと思ったほうがよさそうです。この夏出ていたあるドラムラインの方とメールのやり取りをした知人によると、ブラスト2には出ない、というお返事が来ていたそうです。以前、主催社の1つのフジテレビの担当の方にお話を伺ったときも、Blast!とはずいぶんと変わる予定だ、とおっしゃっていたを記憶しています。 こう考えてくると、Blast2といっているが、これまでのBlast!とは違うものであるから、「2」とつけるのはちょっと紛らわしいかもしれないのです。最近は映画や歌(マツケンサンバなど)も続編が流行ってますし、ネットの世界ではWEB2.0がもてはやされていますが、ブラスト2:MIXは、あまり「2」っぽくないといえるでしょう。 ブラスト2:MIX http://www.blast-japan.com/ Cyberjamのステージの様子やレパートリーを見た感じでは、Shockwaveのものを継承し、来年やってくるBlast2には、Cyberjamがベースとなっているのでは、とロンドンで実際にCyberjamをご覧になった方からお聞きしました。 Shockwave、Cyberjamのステージ撮影を行っている会社さんのホームページらしく、ステージの様子がわかる画像がたくさん掲載されているところがありました。 VisualTHUNDER’s Photo Gallery :: Blast Inc http://tcpstudios.com/Gallery/blastinc 日本の公式サイトやチラシで見られるステージ上の写真画像と比較すると、やはりCyberjamのそれとよく似ている気がします。音が聞けないのが残念ですが、きっと大迫力なんだと思います。 日本での公演は、2006年8月9日から開始です。東京国際フォーラムで開催されます。 チケットの一般発売は2006年1月28日から。 詳細は公式サイトをどうぞ。いまはただのチラシっぽいサイトですが、きっとそのうち情報が追加されていくことでしょう。 ブラスト2:MIX http://www.blast-japan.com/ 8月までまだまだ、と思っていても、あっという間にその日がやってきそうです。楽しみ!
[`evernote` not found]
LINEで送る

この夏に来日していたBlast!は、3年続けてのツアーを敢行してくれました。プログラム内容はNYのBroadwayのころからほとんど変わらずで、プレイヤーが変ってもその卓越したパフォーマンスは常に観客の心をわしづかみにしてくれます。 そんなプログラムのなかに、「Simple Gifts」という曲があります。ハンドベルをトップにつけた、ぐにゃりと曲がったバトンを使ったオープニングに続いて、プレイヤーのほとんどがステージ上に楽器や手具を持たずに出てきて、コーラスする曲です。 ブラスト!シンプルギフト
ブラスト!シンプルギフト
mixiで「あの歌詞を知りたい!」というリクエストについた回答を見ながら、以前からこの曲のルーツが気になっていたこともあって、調べ始めました。 Blast!のショーの中でも、このコーラスのあとには、A.Coplandの「アパラチアの春」と続くのですが、この曲自体が「Simple Gifts」を引用して作られています。Coplandは、フォークソングやその他民謡に耳を傾け、「アメリカ的な曲作り」というスタイルを確立しました。「エル・サロン・メヒコ」、「ビリー・ザ・キッド」、「ロデオ」などとともに、「アパラチアの春」もその一つでした。 参照先: http://www.cam.hi-ho.ne.jp/kousaka/wagner/121st/american.htm この「Simple Gifts」の歌詞は、意外と簡単に見つかりました。 Simple Gifts http://www.contemplator.com/america/simple.html
‘Tis the gift to be simple, ‘Tis the gift to be free, ‘Tis the gift to come down where we ought to be, And when we find ourselves in the place just right, It will be in the valley of love and delight. When true simplicity is gained, to bow and to bend, we will not be ashamed To turn, turn, will be our delight, ‘Til by turning, turning, we come round right.
楽譜も一緒に、という方には、オンラインでピアノ譜と歌詞がついた楽譜が販売されていました。 Sheet Music Plus http://www.sheetmusicplus.com/store/smp_detail.html?cart=110512504229&type=rec&item=4172811 こうして、歌詞を探している過程で、「Shaker」というキーワードに突き当たりました。 どうやらキリスト教の一派であるようなのが、上記の歌詞掲載ページに簡単に書いてあります。 Shakerに関する情報を探すと、キリスト教の一派という側面以外に、音楽や家具、地域コミュニティといった、古き良き時代の文化を継承するものに多く出会います。 こちらのページでは、Shakerというコミュニティの解説と、シェーカースタイルと呼ばれる家具について、とても詳しく説明してくださっています。 http://www.kyo-takeuchi.com/gallery/shaker/index.html かつてShakerが興隆していた場所にも、その息づかいが残っている場所があるようです。 http://www.hancockshakervillage.org/index.html 日本の方でこちらを訪れた方がレポートを掲載してくださっています。 http://page.freett.com/knotty/shaker1.html 以上、「Simple Gifts」にまつわる雑談でした。