お気楽Music Blog

私の周りにある音楽たち

Toshi Oshio の投稿をブラウズ中…

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今日のスタジオリハでちょっと話題になったのが「トコロテン」って本当にうまく言えているよね、ということ。誰が最初に言い出したのかはわからないけれど、ポピュラーミュージックでドラムに関わる人ならおそらく全員なんのことを言っているのかがわかるはず。

Google検索「ドラム ところてん」してみた

日本語だとこのリズムと「トコロテン」の響きともよく合っていて、聞くとおーなるほど、と思えるのが不思議です。スタジオでは、「じゃあ英語圏では何と言っているのだろう」という話になったので、戻ってきてから早速検索してみました。

検索したキーワードは「drum fill in ending triplets kick」で、ちゃんとそれっぽいのをヒット。

https://www.google.co.jp/search?q=drum+fill+in+ending+tiplets+kick&rlz=1C5CHFA_enJP503JP503&oq=drum+fill+in+ending+tiplets+kick&aqs=chrome..69i57.11276j0j7&sourceid=chrome&ie=UTF-8#q=drum+fill+in+ending+triplets+kick&*

最初のがアタリのようです。

Free Drum Lesson: “Fa-De-La-Dump” Famous Classic Triplet Drum Fill & Lick | DrumsTheWord.com
https://www.drumstheword.com/free-drum-lesson-fa-de-la-dump-famous-classic-triplet-drum-fill-lick

どうやら「Fa-De-La-Dump」というらしく、こちらも同じく誰が言い出したのかわからないけれど、関係者は何のことを言っているのかわかるはず、とのこと。

The name comes from the way it sounds when played around the drums. I’m not sure where I heard the name being used first but most drummers know what you’re talking about it when you refer to it by it’s rather silly sounding name.

Tシャツもありました。ここでも「ドラマーなら知っているやつ」扱いです。

The “Fa-De-Le-Dump” T-Shirt (Large) | DrumsTheWord.com
https://www.drumstheword.com/fa-de-le-dump-t-shirt-large-drum-clothing

カウントの数え方やビートの間を埋める音の発声、楽器の擬音なども言語によって違うはずなので、また面白いのを見つけたら記録しておこうと思っています。

 

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学生時代に北米の大学に通う機会があり、イキナリは大学に編入できずに半年間付属の英語学校に通っていました。本来ならTOEFLのスコアとともに編入申請するのですが、この学校では付属の英語学校を卒業することで免除されていました。

渡米前は、中学生の頃から途切れながらではあったけれどラジオの英語講座を高校生まで聞いていたこと以外は特別なレッスンなどを受けておらずでした。そのためか、渡米して直後の数日間は「本当にここで暮らして行けるのだろうか。ましてや学校なんて…。」という有様でスタートしましたが、先生やクラスメートに恵まれ、半年後に無事に大学へ進んでいました。

英語が使えるようになる、というプロセスの体験から、自分なりの英語学習のコツと思うことがいくつかありますが、最近再会した当時の友人は「ディズニー映画の英語がとてもキレイで学習には向いている。」とコメントしていました。

そういや、渡米してすぐのころに当時公開されたばかりのディズニーアニメーション映画「Beaty and the Beast(美女と野獣)」のテーマ曲を何度も聴きながら歌詞を書き出し、ネイティブの友人に添削してもらったことがありました。このときは「Neither」だけがどうしても聴き取れずだったのを覚えています。「niizar」ではなく「naizer」と発音することがあるのを知らなかったのでした。

同じディズニー映画で現在公開中の「Frozen(アナと雪の女王)」の代表曲「Let it Go」も聴き取りやすく、英語学習に向いている曲だと思います。日本語吹き替えがあるため、松たか子さんが歌う日本語版の歌詞がありますが、対訳ではなく抄訳に近いと思いますので、それを参考にしつつ自分で訳してみると、英語ならではの表現を感じることができると思います。

Let It Go from Frozen

YouTube: 「アナと雪の女王」特別映像:Let It Go

英語っぽいフレーズというか日本語ネイティブにとって分かりづらいけれど外せない文型のフレーズがいくつかありますが、私が歌詞の中から選ぶなら

  • 「I don’t care what they’re going to say」
  • 「It’s time to see what I can do to test the limits and break through」

にします。

さて、この「Let It Go」の歌詞の中で、伝わりにくいのではと思ったフレーズがありました。サビの最後、「The cold never bothered me anyway」です。

歌詞を翻訳しているサイトがいくつかあり、いずれも似た訳になっています。

Let it Go – Idina Menzel 歌詞の和訳とちょっとした解説 | 洋楽カフェ
http://caffe.takat33.com/2014/03/let-it-go-idina-menzel.html

洋楽和訳 | Let It Go – Idina Menzel – Frozen |アナと雪の女王主題歌 – レット・イット・ゴー(邦題:ありのままで) – イディナ・メンゼル の歌詞和訳
http://lyrics.red-goose.com/let-it-go-idina-menzel-frozen/

伝わりにくい、という思うのは最後の「anyway」で、挙げたサイトでは「とにかく」となっています。前者のサイトでは、このフレーズの訳、解釈についても書かれています。

“The cold never bothered me anyway!”は、直訳すると『とにかくもう寒さは私を悩ませることはない』となりますが、この”The cold”は彼女自身の力のことを表しており、『もう自分の力のことで悩むのはやめたの』という解釈をしました。

確かにこの「anyway」は、それまで話していたり書かれていたことを前提とせず、結論や決意を述べるときに使われ、日本語の「とにかく」の意に相当した使い方をします。

Let’s do it anyway. :(失敗するかもしれないけれど)とにかくやってみよう

今回のFrozenでは、その前フリとして

Let the storm rage on :嵐をもっと激しくしてしまおう

と歌っています。エルサは手に魔法の力があり、触れたり冷気を出して周りを凍らすことができ、その力のためにずっと一人ぼっちで生きてきました。その力をコントールすることができず、一般社会(Allendale アレンデール)を去る決意とともに雪の山へ入っていきます。そこで吹雪を呼び、さらに強めることで自分だけの居場所を作り出すことにしました。

Let the storm rage on
The cold never bothered me anyway

この2つのフレーズはつながっていて、「嵐が激しくなっても、もともと寒さを生み出すことができる自分なんだから、寒さなんて少しも気にならない」と歌っていると思うのです。つまり、「anyway」は「どうせ」「どっちにしても」という意味があり、否定的に使うことで「強がり」や「ふてくされ感」「諦め」「皮肉」のニュアンスも加わります。

The coldは、直意の「寒さ」だけでなく、これまでの孤独や人間(家族)関係の希薄さのことも含んでいて、「どうせこれまでも一人ぼっちだったんだから」という気持ちも歌っているのだと思います。

そういう意味で、この「anyway」を英会話の中でうまく使うとそんな感情を含められると思います。

  • You don’t have any plan tomorrow anyway.(どうせ明日は予定なんてないでしょ。)
  • Noboby notices anyway. (どうぜだれも気づかないでしょう=やっても意味ないでしょう。)

こんな風に、英語に触れる手段として歌詞を追いかけてみるのもよいなぁと思います。

サウンドトラック英語版
サウンドトラック英語/日本語2枚組