Facebook上のマーチングつながりの友人が学生時代に描いたドリルデザインシートの写真をアップしていて、そういや自分も描いたものをあるときドキュメントスキャナーでPDFにしていたのを思い出しました。
さすがに大学生の頃のものは手元にないのですが、社会人になってから参加していたマーチングバンドで描いたものをずっと持っていて、引っ越し好きの私は何度もそのまま持ち運んでいました。もう10年も前のものなのに、やっぱり一生懸命描いたものということで愛着というか「こういうものを作った」という証しのように感じているのだと思います。
紙ものなのでそれなりにかさばるということで、あるとき一気にPDFにしたのですが、Facebookのポストを見て久しぶりに開いてみました。
関西ではドリルデザインシートのことを「コンテ」と呼び、関東では「コマ表」と呼んでます。なぜ異なるのかは不明ですが、全国大学バンドフェアのマーチングステージに出たときに違う呼称なのを知りました。所属していた社会人バンドではドラムメジャーがデザイナーを兼務していました。学生バンドでもそうだと思います。
このコンテ、デザイナーの個性が出ます。社会人バンドで一緒に描いていたもう一人のデザイナーは、それはキレイで緻密な描き方をしておられたのですが、私は結構エイやというか、大体の場所を描いておいて現場で調整する、ということが多かったのです。最近はパソコンソフトウェアで作られることも多いのではないかと思いますが、当時は方眼紙に手描きでというスタイルでしたので、自分の手書き文字がシート上に踊ることになります。手書き文字のきれいさ、丁寧さなども個人差がとてもありました。
スキャンして残してあるのは20曲弱ありますが、やはり一番枚数が多くて、変拍子などでいろいろと工夫した曲のものが最も思い入れがあるというか、よく描いたなーと思います。ステージでのパフォーマンスのビデオも残っていて、今でも見ると結構楽しいショーだったと思っています。
さすがに現役プレイヤーは厳しいですが、いつかドリルデザイナーとして地元の中学校や高校のバンドのお手伝いなんてできるときが来たら楽しそうです。