お気楽Music Blog

私の周りにある音楽たち
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音楽パフォーマンス集団「Crazy Angel(CA)」の公演が浅草であり、観劇してまいりました。知人が出演していることもあってここ数回の公演を観てきて、毎回のオリジナリティには脱帽させられています。 今回は、「殺陣」をメインのパフォーマンスとして前面に押し出した舞台で、ストーリーもオリジナル、演奏するレパートリーもオリジナルという、他では見ることのできない、CAならではのステージでした。 「桃太郎」の話になぞらえたキャストや鬼を退治するというメインシナリオの上に、独創的なコスチュームやメイクアップ、そして殺陣をふんだんに取り入れた演技で構成されています。 したがって、キャストメンバーは役作りと演技が課されることになるのですが、もともとは楽器を演奏する管・打楽器プレイヤーの集団であることから、ここまでの舞台を作り上げるのに、ものすごい準備と練習をこなしてきたのは想像に難くありません。また、Non-Verbal(台詞なし)であることから、演技をはじめ舞台装置や小道具といったもののクオリティが重要になり、より高度な舞台を作り上げていることに、CAメンバーのすごさを感じます。 私個人は、もともとマーチングの世界に惹かれてCAのステージを追いかけているところがあり、そういう意味では、ストーリー性が強く、演技をメインとしたステージよりは、マーチングショーのCAが好きなのですが、とにかくCAが持つオリジナリティ、タレント性に感動する舞台であったことは間違いありません。 キャストメンバーの知人にチケットを手配していただいたこともあり、最前列で舞台を観ることができました。もともとそれほど大きなホールではないですが、やはりキャストの表情や息遣いがすぐ近くで感じられる場所での観劇は、演奏演技をより楽しめて感動させてくれます。次回公演もすでに決まっており、また新しい面を開花させたステージになることでしょう。 また、キャストの募集(オーディション)も行なっているそうです。 詳しい情報はウェブサイトをご覧ください。 the CRAZY ANGEL COMPANY http://www.crazy-angel.com/
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ニューヨークで初めて観てから6年も経ちましたが、今年もBlast!日本ツアーの公演を観てきました。 大学時代にどっぷり浸かり、以来ずっとマーチングとどこかでつながってきたのは、無限の可能性を感じるショーづくりの魅力だと思います。このBlast!も、由来となったドラムコーの舞台であるフットボールフィールドでのパフォーマンスから、ブラスシアターと名付けたコンサートホールでのコンサートを経て、現在のような素晴らしい演出の「Broadway Version」となって、ロンドンやニューヨークをはじめ、世界各国で演奏演技をしています。 Blast!の日本ツアーは今年が5年めで、昨年はBlast!IIとして、木管楽器を加えたスタイルでしたが、今年は最初の3年と同じレパートリーのショーで、「Broadway Version」として戻ってきました。 日本ツアーの最初の3年と同じレパートリーで、「色」をコンセプトにしているという演出も同じだったので、そういう意味ではそれほどの期待感はなく、大好きなショーをライブで見られる、という風に考えていました。 実際、ショーとして変化が大きくなると思われるビジュアルアンサンブルや照明などの演技・演出はほとんど同じで、落ち着いて楽しめたのですが、演奏のほうではちょっとした変化がありました。いや、もしかしたら以前からで、今回気づいたのかもしれません。 変化というのは、主にステージ後方にいる打楽器群で、2階建てになっていてさまざまな打楽器がセットされているのですが、いくつかの曲で通常はバッテリーで出てくるメンバーも加わって演奏していました。以前までのショーではなかったと思います。それもあって、演奏面においては、ブラスもとても安定していてよく鳴っており、さらに打楽器の音が厚くなって、とても聴き映えのするパフォーマンスでした。 昨年のBlastIIが木管楽器が入ったことで音色に深みを増してとても好きだったのですが、それに似た演奏の厚みを感じたのでした。 逆に、とても残念だったのは、ビジュアルアンサンブルのミスがとても目立っていたことです。ミスというと、ドロップが何回かあったのもそうですが、フラッグやライフルのクリーニングがあまりできていないように感じました。ソロの演技がとても素晴らしいだけに、ビジュアルアンサンブルの不調和はもったいないと思います。 今年もインターミッションでのパフォーマンスがホール1Fのエスカレータ下で行われました。かなり遅れて到着したのですが、偶然にも真横のスポットにたどり着くことができました。 デジカメの動画に収めることができましたので、2つに分割してアップしております。 2つめのビデオ冒頭では、珍しく石川さんが噛んでます。 あと、本当に腹が立つのは、ビデオをご覧になるとわかるのですが、禁止だと再三注意しているにもかかわらず、フラッシュをたいていることです。おそらく何人かは気付かずにやってしまった方もいると思いますが、多くは確信犯なのではと思ってしまいます。 見かけたらちゃんと周りにいる人が注意するべきでしょう。スタッフの方もいらっしゃいますが、これだけたくさんの観客をくまなくフォローするのは難しいです。 同様に、終演後のパフォーマンスをホール2階ロビーの奥でやっており、演奏後控室に戻って行くところにファンが集まって握手やサインをもらう機会になっているのですが、押し合いになったり、後ろから前にいる人に難癖をつけているケースがあるようです。 たばこのポイ捨てや保育園費未納など、考えられないようなマナーや行動と、結構近いものがあると感じてます。反面教師として、また気づいた人が注意できるようになるといいなと思います。 さて、来年はBlast!2で日本ツアーが計画されているらしいと聞いています。1とは違うレパートリーや演奏がとても楽しみです。春の祭典が一番好きですね。