お気楽Music Blog

私の周りにある音楽たち
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もう1ヶ月以上前になってしまいましたが、知人が出ているミュージカルを見てきました。 「The Pirates of Penzance」 という英語ベースのお芝居で、原作は100年以上も前に書かれたものだそうです。「Tokyo International Players」という任意の劇団集団で、英語ベースでの活動をおこなっています。 Community Theatre in Tokyo: Tokyo International Players http://www.tokyoplayers.org/ 今回見た「The Pirates of Penzance」も英語で演じられており、キャストの多くは在日外国人や英語をネイティブとして使っている人たちで、日本人キャストは海外で演劇を学んだ方々のようでした。 ストーリーはかなりハチャメチャで、なにかテーマがあるのかはよくわからなかったのですが、まあコメディですから、ストーリーの中の、せりふの言い回しや状況変化、現代社会でも通じる年齢ネタなどを楽しむことになりました。 一番ツボだったのは、海賊たちが大騒ぎしているときに、歌がだんだんとQueenの「Bohemian Rhapsody」のフレーズに変わっていき、そのモチーフがしばらく続いたところがあったのですが、ストーリーの最後に、警察と海賊が大捕り物の末、警官隊が「女王陛下(Queen)の御名のもとに!」と叫んだとたん、海賊たちが静かになるのでした。「我らは我らの女王陛下を敬愛す」といって。 ここで途中の「Bohemian Rhapsody」とつながり、エンディングとなったのでした。オリジナルの脚本が書かれた当時は、まだこの曲は存在していなかったわけですから、今回のプロダクションでうまく取り入れたネタだったんだと思います。こういう仕込み、いいですよね。 もともとミュージカルは好きで、ブロードウェイ系のものをよく見てきたのですが、こういうミュージカルもこれから見たいです。
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大阪で行なわれた鼓喇舞(コラブ)を見に行ってきました。 コラブは、マーチングの要素で作ったコンサートで、森之宮青少年会館大ホールで行なわれました。過去4年にわたって日本ツアーを行なっているBlast!(ブラスト)の構成と似ています。 ステージには、2階建てのセットがあり、1階奥にスライド式の扉があり、そこが開閉することでプレイヤーが出入りするようになっていました。 セットの左右には、1階から2階へと続くスロープとなっており、ステージ上の3次元の動きを可能にしていました。 プログラム全体を流れるコンセプトは、地・水・火・風といった自然の元素をイメージしたものだそうで、その役を担ったプレイヤーがショーを通して演技していく、というものでした。 レパートリーは、よく知っているものやマーチングでよく使われるものだけでなく、プログラムの世界観を表現するような、効果音と演技だけ、というものもありました。 管楽器 ショー全体を通して、とてもクオリティが高い演奏演技だったと思います。きれいなサウンドがバンド全体でまとまっていて、心地よく聴いていました。 ソロで出てきたアダムは、組曲カルメンの「ハバネラ」を官能的に演奏するだけでなく、カルメンに翻弄される男たちの一人としての演出もやってのけていました。演奏は相変わらず素晴らしいものでした。ハイトーンもすごいのですが、彼のトランペットの音質をどのピッチでも自在に操る表現力が、毎回演奏を聴いてすごいと思うのです。 打楽器 ドラムラインは、あまり登場の機会がない反面でしょうか、ソロとインターミッションでのロビーパフォーマンスでは、がっつり叩いていました。 コンガのソロから、組曲ガイーヌの「レスギンカ」へとつながるソロ、アレンジがとても好きでした。サンタクララバンガードが87年DCIで演奏したレスギンカが大好きなのですが、それに匹敵するアレンジでした。1つ残念だったのは、ティンパニーの演奏があまり効果的に聞こえてなかったことです。他の曲でも思ったのですが、ここぞという時のティンパニーの音量が足りないな、と思うところが何箇所がありました。これはステージ上のレイアウトか、もしくは私が座っていた席の場所の問題かもしれません。 ビジュアルアンサンブル コンセプトを伝えるプレイヤーとしては、終始ステージ上に存在していたのですが、全体を通して、フラッグやライフル、セイバーなどの手具を使った演技が少なかったのがとても残念でした。ソロのレパートリーがあったのですが、こちらの演出、演技ともにとてもよかったので、そういうシーンがもっとあったら、より見ごたえがあったと思います。 コラブチラシ
今回のコンセプト、「地・水・火・風」は、演出上表現しやすそうではあるが、音楽と演奏するプレイヤーがステージ上にいるためか、私にはその重要性というか見せたかったことがなんだったのか、うまく読み取れませんでした。マーチングが好きな私には、管・打楽器とビジュアルアンサンブルによる演奏演技をもっと見たい、と感じてました。 大阪で行なわれたこのコンサートに行くことになったきっかけは、知人が出演することになったことも大きく、他の知人も数名出演していることを知って、是非見たいと友人たちをツアーを企画したのでした。レンタカーを借りて、グループで東京から大阪までの往復珍道中も、このコラブを見に行ったからこそで、とても思い出深いコンサートになりました。 出演した知人たちは、ステージ上でとても輝いていました。もちろん知っているから目で追ってしまうこともあるけれど、やはりひときわ目立つ存在なのでした。 終演後、ロビーでお会いした知人たちは、とても満足した表情でした。すごいスケジュールでの練習をやってのけて、その集大成を披露していたのですから、さもありなん、でしょう。アダムに会えなかったのはちょっと残念でした。 今年は大阪だけの3回公演だったのですが、次回もあるのか、大阪以外での公演もあるのか、などなど、疑問や期待が膨らむところですが、開催のお知らせを楽しみにしていたいと思います。 公式サイト(ブログ)があまり更新されていなかったように思うので、次回はスタッフを募って、ライター数名で練習の様子などをご紹介できるといいなと思います。 プログラムが販売されていたのですが、初日の夜の会では、途中で売り切れてしまいました。翌日販売分を押さえてあるのだと思うのですが、割と多くの方が買えずじまいだったのではと思います。どれだけ売れるのか読むのは難しいところですが、運悪く買えない組になってしまいました。 お持ちの方、是非内容を教えてくださいませ。