お気楽Music Blog

私の周りにある音楽たち
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もともと透き通った、伸びのあるボーカルが好きなのですが、この半年くらい「平原綾香」に傾倒しております。いくつか手元にあるアルバムでも、常にいくつか大のお気に入りを見つけることができています。 最新のアルバム「4つのL」では、NHKのトリノオリンピックテーマ曲をはじめ、ドラマ、ビデオゲーム、映画の主題歌など、タイアップ曲が数多く収録されています。その中で、もっとも私の音楽感覚を刺激してくれているのが「Eternally」です。 「Eternally」は、映画の主題歌ということなのですが、残念ながら観ていません。ストーリーは公式サイトのほうを参考にしてください。とても一文では表せませんでした。 四日間の奇蹟 公式サイト http://4kiseki.biglobe.ne.jp/index.html プロモーションビデオのサンプルが公開されていました。 BARKS – 平原綾香 : Eternally http://www.barks.jp/watch/?id=1000004403&wpl=wm&wbw=1m Eternallyで惹かれているポイントはいくつかあります。
リズム 4分の3拍子(1小節に4分音符が3個ある拍子)なのですが、この3拍が2つ分と見立てて6拍子を2拍として感じるようになります。すると3連符でリズムやメロディが構成されます。この3連符フィーリングは、なだらかに流れる感じや円を描く感じを生み出して、曲の雰囲気作りに大きな役割を果たしています。 しかし、曲始まりから入っている、ピアノのアルペジオパターンがあるのですが、これは8分音符4つの音のアルペジオを3回繰り返す動きになっています。都合12個の音で構成されるのですが、1小節である3拍には6個の音が入り、パターンが拍および小節を跨いでしまいます。こうした異なる拍子が混じっているリズムパターンを「ポリリズム」と呼んでいます。 この不規則気味のリズムに、緩やかで伸びのあるフレーズと歌声がアンニュイな響きとなっているんだと思います。 メロディ リズムとの関係もありますが、3連符系のメロディラインとなっており、この「ノリ」に乗せていくのはとても心地よいです。フレーズの中でポリリズムのリズムパターンを縦横無尽に行き来する感じです。 サビの部分が特にそうなのですが、音を伸ばしながら音程を移動していく歌い方が大変特徴的になっています。平原綾香の歌声の質も、この動きとよく合っており、感情が伝わってきます。 また、彼女の低音域のボーカルやコーラスが魅力的で、メロディラインの3度下で響いているのがツボにはまっているのだと思います。別エントリーで書いた、1オクターブのハモりも何箇所かあり、しかももっとも好きな歌詞のところがオクターブコーラスになっているため、より私をしびれさせてくれるのでしょう。 歌詞 全体的にとても美しい歌詞だと思います。これは私の勝手な感覚ですが、小田和正の詩に通じるものがあるように思っています。 一番好きなフレーズは
出遭えたすべてが、私の大切な奇蹟
という部分です。ずっと音だけ聞いていて、もしかしたら「軌跡」と歌っているのかも、などと考えていたのですが、「奇蹟」であることを歌詞カードで確認し、改めて波長が合っていることを実感したのでした。 全体的はとても歌うのが難しい曲だと思いますが、このリズム感に乗って熱唱できると、かなり気持ちがよさそうです。普段カラオケには行くことは皆無なのですが、そういう機会にめぐり合えることがあったら、この「Eternally」に挑戦してみたい。
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ここ最近のハマり曲といえば、宇多田ヒカルと平原綾香のナンバーで、なんどかブログのエントリーにも書いてしまっているので、「またかい!」と思われてしまうかもしれませんが、これらの曲が心地よいのは、どうも「ハモりかた」なのではないかと思っています。 宇多田ヒカル♪「Traveling」     ↓ 平原綾香♪「虹の予感」     ↓ 宇多田ヒカル♪「Passion」     ↓ 宇多田ヒカル「keep Tryin’」     ↓ 平原綾香♪「Eternally」 という変遷というか今も好きで「HeavyRotation2006」というiPodのプレイリストに入っているのですが、いずれも一緒に歌っていてとても心地よいのです。 最近はたと気付いたのは、これらの曲の多くは、シンガー自らの声でのオクターブ下のコーラスが入っていることでした。もともと上記の二人の普段の声(話し声)はそれほど高い感じではないが、フォルセットも含め、かなり音域が広いのではと思います。 男性の私が歌うとなると、このコーラスの下のパートと音域がちょうど合うところで、一緒に歌うとあたかも自分と彼女たちアーティストが一体化してお気に入りの歌を歌っているような錯覚に陥りそうになります。 こんな1オクターブ下の快感が、毎朝毎晩の行き帰りの道で元気を分けてくれています。