お気楽Music Blog

私の周りにある音楽たち
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先週末に、横浜市緑区の四季の森公園(どうやら、ハマのチベットと呼ぶ人もいるらしい。)へ言ってきました。ここでは、「フレッシュサマーチャレンジコンサート2005」というイベントが催されており、それを聴きにやってきました。 No Music No Life:フレッシュサマーチャレンジコンサート2005 http://blog.goo.ne.jp/gintaro-2/e/0d87e387ae96769b0ea112e357e317a8 2005というからには、もちろん昨年もされていたそうですが、残念ながら昨年は知らなかったのでした。昨年の時の写真を見ると、かなりよいお天気ですが、今年は曇り気味でした。午前と午後の2回公演の予定が、どうやら午前中は雨にたたられ、演奏できなかったようです。 で、午後の部。13時からで、家を出るときにちょっとモタモタしてしまったため、オープニングには間に合わなかったのですが、1時間くらいの演奏を楽しむことが出来ました。 この日のレパートリーは、いろんなジャンルに分かれておりまして、聴く側の耳も飽きませんし、なにより高校生フレッシュプレイヤーにとっても、いい経験ができるチャンスだったに違いありません。 客席上段から見たコンサート風景 私の印象に残ったレパートリーは次のとおり。
川の流れのように バンド全体のバランスという意味では、高音木管が少なめに感じたのですが、この曲ではクラリネット、フルートがよく聞こえており、聴き栄えのする演奏でした。 東京スカパラダイスオーケストラメドレー 元気のよい曲を、メンバーみんなが楽しそうに演奏していたのがよかったです。 もっと表情を出して演奏してもいいくらいです。(^^) こういう打楽器ノリノリの曲のときは、やっぱり打楽器プレイヤーはもっと踊って演奏ができるとよいですね。高校生と思しき彼は、全体を通してかなり遠慮気味でしたので、是非次回にはハジけてください。マラカス、ギロ、タンバリンなどを持ったときは、ここぞとばかりに! 76本のトロンボーン プログラム最後の曲で、「マーチです」と紹介されていましたが、ある意味贅沢なマーチですよね。パート構成が、トランペット、トロンボーンが厚めになっており、だからといってうるさいわけでなく、金管セクションとしてまとまった、丁寧な演奏だったと思います。
一番「おお!」と思ったのは、フレンチホルンでした。おそらくお二人とも社会人プレイヤーだと思うのですが、めちゃくちゃよく鳴ってました。さまざまなオブリガードがとても心地よく聞こえていました。 私が打楽器プレイヤーなので、どうしても目も耳も打楽器のほうに向いてしまうのですが、屋外だからか鍵盤楽器がもっと聞こえているともっとよいと思いました。ドラムセットは、総じてフィルインのあたりがどうしてもテンポが不安定になる傾向があったように思います。また、ポップス系の演奏では、バスドラムがもう少し鳴っていると、リズム全体のバランスが安定するように感じました。 そもそも、このコンサートのコンセプトは、独自でコンサートなどを開催するのが難しい高校生バンドのプレイヤーたちと一緒に、野外コンサートを開催することですが、練習や本番を通して、身近にいる社会人プレイヤーたちから、知識、チャレンジ精神、技術などを身につける、貴重な体験をしたのではないかと思います。また、自分たちで、コンサートを企画し、運営、練習を進めていく、というのは、そうなかなか体験できないことだと思います。 今回はフレッシュサマーチャレンジコンサート2005ということで、次は秋以降か来年でしょうか。更なるパワーアップして再会しましょう!
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selenさんのブログで紹介されていた、洗足学園音楽大学「SENZOKU夏の音楽祭05」のプログラムのひとつ、打楽器コース2年生企画による打楽器ポピュラーコンサートI 『Now’s 打 Time』に行ってきました。そういや、ナマ音のコンサートは久しぶりかもしれません。 学校の名前から、初めは大田区のほうかと思っていたのですが、よくよくウェブサイトを見てみると、溝の口にキャンパスがあるとのこと。中目黒で用事を済ませたその足で、キャンパスにお邪魔してきました。 このコンサートイベントは、木曜日の夜にあった前夜祭から始まって、日曜夜のコンサートまでの4日間、さまざまなコンサートが催されており、夏と冬に開催されてるそうです。 パスを購入して、4日間使えるということなので、日曜だけじゃなくて、土曜日のウィンドオーケストラとかにも行けばよかったな、とちょっと後悔。土曜日の夜に、このイベントのことを思い出したので、後の祭りだったのですが、一番のお目当て、打楽器アンサンブルを聴きに行くことができました。 コンサートプログラム 本日のプログラムです。 このコンサートのことを聞いた時に「お!」と思ったのは、マーチングパーカッションアンサンブルでした。あと、マリンバオーケストラも、なかなか生で見ないので、とても楽しみでした。
■エクスプロレーション・オブ・タイム
「異なる拍子や奏法によって進んでいく」とプログラムの説明にあるのですが、複数楽器によるアクセントの組み合わせで曲が構成されている、という感じでした。そのため、パラディドルをたくさん使った演奏になっており、それがまたグルーヴ感を生み出していたと思います。 もう少しドライブがかかった感じになっていると、もっと迫力が増すと思いました。 Per2の方のスチール系の楽器(おそらく空き缶を横向きに備え付けて、底を叩いてたのでは)がとてもよかったです。
■サモン・ザ・ヒーロー
マーチングパーカッションでのアンサンブルということで、Cadenceのようなものかなと思っていたら、シンセサイザーによる演奏に、ドラムラインがドリルつきで演奏をする、というものでした。アレンジもコンテもメンバーの方によるもので、コンテが結構凝ってました。 演奏のほうは、ドラムコーのドラムラインを知っているためか、ちょっとおとなしく感じました。ロールがすべてクローズドだったことや、フラム、リムショット(屋内だからかもしれないが)が少なくて、マーチングパーカッションらしさがもっとあってもいいかなと思ったり。あとマルチタムのピッチがちょっと低めだったかも。 マーチングパーカッションは、独自の練習も必要だったりすると思いますし、ドリルつきでしたので、とても大変だったと思います。音楽大学でこういったマーチングパーカッションまでカバーしているのにはとてもうれしかったです。
■スチールパンによる演奏3曲
カリビアンサウンド全開で、ラバンバ、ディアーズ~、パワーオブミュージックの3曲の演奏でした。普段鍵盤楽器を叩いていても、スチールドラムはかなり大変だったのではないでしょうか。打面がいろんな方向に向いているし、音階の配置がめちゃくちゃだと思いますし。スチールドラムでソロを演奏したみなさん、素晴らしかったです。 が、さらによかったのがティンバレスを叩いていた方。ラテンの血が流れてる方だと思いますね。いい音とリズムしてました。
■エレクトリック・グラス
マリンバ奏者4人によるアンサンブルで、曲はどこかで聴いたことがあるような気がする、ちょっとポピュラーな感じでした。
■スウィングしなけりゃ意味がない
打楽器アンサンブルとタップダンスのパフォーマンスということで、おそらく今回の目玉のひとつだったと思います。それだけあって、タップダンス、素敵でした。メインで踊っていたメンバーの方が、指導と振り付けをされたということで、どれくらいのダンス歴なのかは測れませんが、華麗なダンスとタップシューズによるリズムは、聴衆全員を釘付けにしてました。かなり感化されました。やっぱり次に挑戦するのはタップなのでは、と。
■動物の謝肉祭より
打楽器アレンジをメンバーの方がされたそうで、アレンジがとてもよかったです。動物の鳴き声や動作を表現している曲が多いのですが、「ライオンズローア」(ってそのままやん!)という楽器もあったようで、確かに聞こえてました。 ライオンズローア – Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%A2 どうやら、クイーカのような楽器のようです。もっと大きくすると、ライオンの雄たけびのようになるのでしょう。 ウォーターゴングというのもあったようなのですが、見つけられず。(グラスハープもありましたが、それとは違いますよね?)ウェブでちらりと探してみたのですが、これと思われる情報にたどり着けずでした。
充実したコンサートツール類 学生さん中心にやっているコンサートだと思うのですが、チケットやパンフレット、受付などの体制がかなりしっかりしていて、とても好感の持てるイベントでした。 今回は打楽器だけでしたが、冒頭にも書いたとおり、次回はぜひ他のコンサートにもお邪魔したいと思ってます。次回の打楽器アンサンブルの目玉は、Stompばりの「何でも打楽器」&アクションとかだと楽しみ。
最後に、ちょっと関係ないですが、本日着ていったTシャツのバックプリントです。これは、以前所属していたバンドのドラムラインの面々が作ったもので、退団後でしたが私にもおすそ分けをいただきました。 コンサートの名前にちなんで、このシャツで鑑賞させていただきました。 「打」Tシャツ