お気楽Music Blog

私の周りにある音楽たち
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近々、ご飯友達のある方にDCIのDVDをお貸しすることになっていて、どれがいいかなーと考えてました。で、当然のごとく久々に観たくなったので、いくつかのDVDをささーっと再生していたのですが、今日はじめて、ショー以外のコンテンツがあることに気づきました。(^^ゞ DVD DCI94 観ていて気づいたのは94年のDCIで、BlueDevilsがChick Coreaの「Spanish Fantasy」でチャンピョンになった時のものです。BlueDevilsとThe Cadets(当時はCadets of Bergain Countyという名前でした)をひと通り観ながら、「そういやこの年からStar of Indianaがエントリーしなくなったなー」などと考えていたのですが、Starが代わりにどんな活動をしているのかのレポート映像を見た記憶があり、どこで見たっけ?と思っていたのです。 そういや、DVDの前はビデオでDCIを観ていたのですが、ビデオではショーの合間にインタビューやら取材レポートなどが入っていたのを思い出し、DVDになってなくなってしまったと思い込んでいたのですが、実はちゃんと収録されていたのでした。メニュー画面では、TOP12のリストがメインで表示されているので気づかなかったのですが、左側にちゃんとRecapや取材コンテンツが並んでおりました。(いやー、5年目にして気づきました。) ちゃんとそこにはStarがコンテスト参加ではなく、ステージでのショーを目指していくことの取材レポートがあり、カナディアンブラスとのセッションのことなどが紹介されています。(この活動から、現在の「Blast!」につながっていきます。) そのレポートに混じって、雨天によるキャンセルの話が出ていました。Quarterfinal(準々決勝、かな)で、最後から4つめのCorpsだったPhantom Regimentの最中に、雨がひどくなりすぎて、中止になったそうな。 観客たちは「ドラムコーは雨天くらいどうってことないんだ。雷雨でもできるぞ。」なんて無責任なことを言いつつ、DCI側は足元が悪くて滑ったりするため、プレイヤーの安全のために中止にする、という説明をしていました。 そういや、毎年DCIがちゃんとスケジュールどおりに行われているように思います。フットボールフィールドなので、当然屋根はないのですが、雨天の中のFinalというのは記憶にない。94年はBostonで行われていて、ちょうど私も大学の同期4名と一緒に観戦にいっていたのですが、Finalの翌日には帰宅の途についていたので、雨天順延とかになると、旅行の目的そのものがおじゃんになってしまうことになるのですが、当時はキャンセルになることなどまったく考えていませんでしたね。 Quaterfinalのキャンセルのときは、演奏をしなかった残りのCorpが、雨の中フィールドに出てきて、立奏したそうです。 立奏といえば、6月ごろに行われたDCIの地方予選を一度見に行ったことがあって、そのとき優勝したコー(SantaClaraVanguard)がセレモニーの後、ドリルなしの立奏をしたのをきいたことがありました。動かないからだと思いますが、このときのサウンドのクオリティやボリューム、表現力には惚れ惚れしたのを思い出しました。
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マーチングに初めてちゃんと出会ったのは、大学に入る時でした。 自分が入る大学には、ブラスバンドがあることは高校時代の先輩が入っていたので知っていて、ちょうど入学直前の3月下旬に、そのバンドのコンサートがあるということで、ある意味下見(ってかなりエラそうですが)のような気持ちで、見に行ったときに、ステージマーチングのプログラムもあったのでした。 入学後は迷うことなくそのバンドに入り、夏に入る少し前あたりから、マーチングの練習が始まりました。打楽器だったこともあってか、かなりマーチングにのめりこみ、演奏とドリルの両方に引き込まれていったのでした。 同じパートの先輩が一人暮らしだったので、時々みんなで集まってワイワイやっていたのですが、あるときアメリカのマーチングのビデオがあるという話になり、見せてもらったのが1997年DCIのファイナルでした。今でも覚えているのは、サンタクララバンガードのレスギンカがあまりに強烈なインパクトがあったからだと思います。 その後、DCIのビデオを通して、ドラムコーのショーをたくさん見ました。お気に入りのコーやプログラムに出会いました。お気に入りには、ミュージカルの音楽をつかったものが多かったのです。 映画音楽やミュージカルは、本来俳優たちによる演技とストーリーが中心となり、音楽がより深い表現を担うので、その音楽だけを取り出したプログラムが、これほど魅力的になるというのが意外でした。ドラムコーでのアレンジや演出がいかに秀逸か、というのをいつもそのあたりで感じます。 こうしたプログラムから、ミュージカルの音楽のほうから先に入って興味を持ち、実際の舞台を観るようになったのでした。アメリカ滞在中には、全国巡演のミュージカルを学生割引で年間に5つや6つを観ることができました。旅行でNYに行った時には、Broadwayでいくつか観ています。下記はどこかのドラムコーがDCIでショーをしており、いずれも名演です。
【もっとも好きなもの/印象に残っているもの】 レ・ミゼラブル  とにかく音楽と演出のマッチングが秀逸だと思います。  89年にCadetsがレパートリーにしてました。 オペラ座の怪人  舞台の使い方やシャンデリアの迫力など、映像では感じられない  魅力が満載でした。  88年、89年SCVのショーがとても印象に残ってます。 【意外とよかったもの】 ロックオペラ TOMMY  ロックバンド「The Who」のアルバムをモチーフにしたミュージカル。  音楽、ステージパフォーマンスなど、楽しく観ることができました。  90年BlueDevilsのショーで、ソプラノのハイトーンが印象的。 【かなり期待したのにあまり好きになれなかったもの】 ミスサイゴン  残念ながらストーリーそのもの(ベトナム戦争)の視点がかなりアメリカ的で  そのあたりが観ていてつらかった。音楽は絶品で、こちらから入った私の  妄想というか、期待が大きすぎて、ミュージカルそのものはあまり感動  できなかったのかもしれない。  でも91年SCVのショーは私の中ではベストです。スコアはそこそこだったけど、  ショーとしての魅力は満点でした。