できたて豆乳

食べるダイエット主役のひとり「豆乳」我が家の作り方


2012年春から始めた食生活の変更で、とても成果がありました。取り組んだことの一つは毎日の豆乳です。

豆乳は無調整のものを奨められて、何度か市販されているものを買っていたのですが、いつものクセで「自分でも作ってみたい」となり、豆乳メーカーも数多く販売されている中で、まずは自宅にあるものを使って作り始めてみました。

レシピはこちら。350ml程度の豆乳ができ、ウチのグラスで2.5杯分くらいです。

  • 乾燥大豆:100g
  • 水:650ml(乾燥大豆を戻すのとは別)

我が家で使用している道具

  • ボウル/ストレーナー
  • 電気ジューサーミキサー(National[現Panasonic]製 MJ-C29)
  • 雪平鍋
  • 味噌溶き(こし)
  • 漏斗
  • 調理用ガーゼ
  • ガラス容器1:搾った豆乳をうける
  • ガラス容器2:底で豆乳を搾る

では作り方です。

1.前日の夜、寝る前にボウルに100gの乾燥大豆を入れ、水を注いで戻します。

8時間浸けておくのを目安にしていますが、2−3時間でも大丈夫でした。

スーパーで買ってくる乾燥大豆を一晩水に浸ける

戻すとコレくらい膨れます。

目安は8時間。こんなに膨らみます。

2.水を切った大豆をジューサーミキサーに入れ、さらに500mlの水を加えます。

ミキサーに500mlの水と一緒に入れて粉砕します。

650mlのうち500mlだけを入れるのは、

  • ウチのミキサーの容量の限界で、これ以上入れると溢れそう
  • あとでミキサーから出すときに、底や壁面に残ったものを流し出すのに150mlを使う

ためです。

3.ジューサーミキサーを1分ほど回し、粉砕します。

終わってしばらくすると泡が上に。

浸けておいた時間によって豆の固さも異なるので、音を聞きながら細かく砕けているかを判断してください。

ミキサーを止めてから、しばらく放っておきます。すると泡が上部に分離されます。

ちなみに私はこの待ち時間にスクワットを20回やります。

4.分離した泡を取り除きます。

泡部分はきれいに分離しているので、それをスプーンで掬います。

後で絞りやすくするためにここで泡を捨てます

初めの頃はそのままにしていましたが、搾るときに邪魔になるとの、搾ったあとのおからの味が落ちそうに思うので、取るようにしました。泡部分にも豆乳になる水分があるのですが、他の方によると苦みもあるとのことで、思い切って捨てています。

5.ミキサーの豆乳のもと(呉)を鍋に移します

砕いた大豆(呉)を鍋へ。

雪平鍋にミキサーの容器から直接流し込みます。この豆乳のもとになる砕いたものは呉(ご)と呼ばれるそうで、どろどろとしているため容器に残ってしまうのですが、そこで残しておいた150mlの水を入れて、鍋に流し出します。

6.加熱すること7分間、しっかり混ぜ続けて、焦げ付かないようにします

中火にかけて7分程度。

中火で加熱しながら、竹べらなどを使って混ぜ続けます。呉はとても焦げ付きやすく、鍋の底や壁面にべったりとくっついてしまいます。

火加減の目安は、加熱後5分ごろに沸騰し、膨らんできます。しっかり混ぜていると30秒ほどで膨らみが収まりますが、鍋から溢れそうになったら一度火を止めてしまいましょう。呉が溢れて鍋やコンロに吹きこぼれると、乾燥してへばりつき、あとで掃除が大変です。

私は加熱時間をキッチンタイマーで計っています。この加熱時間の間に、タイマーの時間表示を見ながら、美木良介氏のロングブレスの真似事を2分やっています。

7.終了後、また泡が出るのでそれを掬います

加熱終了。泡が少しあります。

ミキサー後と同じ理由で、泡を掬って取るようにしています。使った竹べらで大雑把に掬う程度です。

加熱終了後、再度泡を除きます。

8.ガラス容器に漏斗、味噌溶き網をのせ、ガーゼをセットします

おからを濾すのに使う味噌溶き用の小さいざると漏斗。

ガーゼは、この上に2つ折りにして被せています。

また、一緒に搾りかす(おから)を入れるために、適当なサイズの容器にラップをのせています。ウチは真空パックご飯の容器を使っています。

濾したガラ(おから)をいれるラップを準備。

9.鍋から加熱後の呉をお玉で掬って入れます

ざるに料理用ガーゼをかぶせて、熱した呉を投入。

鍋にある呉の半分程度をまず入れます。味噌溶き網の大きさ(深さ)次第で、適当な量を入れましょう。ウチは7〜8回くらい掬って入れています。

おたま7回程度でこれくらいを投入しています。

10.ガーゼを引き上げ、包みます

ガーゼで包みます。

網の外に出たガーゼを引き上げ、真ん中に寄せて搾るようにまとめます。

11.ガラス瓶の底をあて、手で押して搾り出します

空き瓶の底で包んだガーゼを押し、絞ります。

熱くて手では搾れないので、ガラス瓶などの底をあてて、上からぐいっと押して搾ります。

何度か方向を変えて絞って終了。

一度強く搾ったら、網の中のガーゼの塊の向きを少し変えて、再度ガラス瓶で押します。これを数回やって、しっかりと豆乳を搾り出します。

12.ガーゼの塊をラップの上に出し、おからを載せます

用意したラップへ

沸騰後、すぐに搾ったものなので結構熱いのですが、さっと持ち出してラップに置くくらいはできます。慎重にガーゼを開き、中のおからをラップの上に出します。

ガーゼからおからを出します。

このあと、ガーゼを一度水で洗い、残ったおからを流してから再度味噌溶き網の上にセットし、2回めの絞りをやります。ウチでは、2回めはお玉で掬わず、鍋から直接傾けて流し込んでいます。

以上で、豆乳の完成です。一緒におからもできました。

豆乳とおからの完成

出来立ての豆乳は、温かくて飲む豆腐のようです。毎朝、美味しく頂いています。

できたて豆乳

その他のコツ

豆乳、ミキサーで粉砕した状態の呉も含めて、食器が汚れやすいです。豆乳作りにつかった調理器具たちは、作ってすぐに洗った方が汚れを落としやすいです。洗うのが大変なのは味噌溶き網と雪平鍋です。

味噌溶き網:放っておくと網の目が目詰まりします。温かいうちに洗い流した方が良いです。

雪平鍋:過熱時にしっかり混ぜても、底や壁面に豆乳がくっついています。沸騰時の泡や大豆の粒子が鍋の縁にこびりつきます。鍋も温かいうちに一度お湯につけ、しばらくしてから「激落ちくん」のようなメラミンスポンジでゴシゴシこすって落とします。通常の食器洗いスポンジを使うと、1回でダメになりますのでご注意を。

ガラスコップ/容器:通常の洗い方では豆乳の汚れが残りますので、メラミンスポンジでゴシゴシやったり、茶渋取りの要領で食器漂白剤につけて落とす、といったことが必要です。思い切って豆乳専用の食器を用意してもいいかもしれません。

500gで買った乾燥大豆:1回100gなので、封を開けたときに料理用の秤に空きガラス瓶に載せて、計りながら入れ分けています。4つの瓶は蓋を閉めて食材庫に保管します。5つめをそのままボウルに入れて水に浸し、翌日の豆乳作りに使います。

作った後の掃除などが少し面倒ではありますが、自家製の豆乳はとにかく美味しいです。普段の食生活に気をつけているのもありますが、ダイエットで落とした体重が、多少の外食でもリバウンドしなくなったのは、毎日飲み続けている豆乳のお陰ではと思っています。

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