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週末に東京ディスニーシーへ行って参りました。ずいぶんと前に行ったきりだったのですが、ご縁があって10人近くのグループで入り、乗り物ではなくてイベントものまたは演奏演技ものを中心に、開園から閉園まで、どっぷりディズニー漬けになってきました。 さて、1日もあるといろんなハプニングや発見があるのですが、ついつい使われている音楽や演奏されている曲も印象に残っているのです。 基本的にはディズニーオリジナルの曲が使われているわけですが、ミシカ(Legend of Mythica)のエンディングには、Misiaが歌う曲「Sea of Dream」がかかっており、聞くとミュージシャンとのコラボレーションというのもディズニーでは比較的珍しいそうで、曲の雰囲気も歌詞も、ディズニー寄りというよりはMisia寄りのバラードでした。ディズニーシー開園5周年記念のテーマソングだそうです。 東京ディズニーリゾート:東京ディズニーシー5周年サイト http://5th.tokyodisneyresort.co.jp/song/w01.html このミシカが始まる前に、座って観る場所にてスタートを待っていたのですが、BGMにアディエマスの曲(たしか「大地」という曲です)が流れており、クラシック以外での既存の曲を使うのか、と少し驚いたのでした。 そういう意味では、ビッグバンドジャズの生演奏を聞かせてくれる「Big Band Bee」では、スタンダードなジャズナンバーが次々と演奏されました。途中キャラクターたちがそれぞれフィーチャーされたナンバーがあったのですが、最後の「Sing Sing Sing」では、ミッキーがドラムをたたくは、ダンスはするわの大活躍でした。ドラムはビックバンドのドラマーとともにツインドラムで、掛け合いなどもやっていました。 このビックバンドのステージで演奏された曲の中に、「In the Mood」があったのですが、途中のソロの一部が、「Mickey Mouse March」をモチーフにしたものになっていました。 このMickey Mouse Marchは、やはりディズニーにおいて代表的な曲なのでしょう。日中に遭遇したマーチングバンドでもレパートリーに入っていました。このバンドは12名くらいの少数精鋭マーチングバンドで、ちょっとしたドリルもつけての演奏を楽しませてくれます。 一番驚いたのは、トロンボーンがスライドを地面に向けて垂直に立ち、スライドから手を離して、全身を上下させることでスライドのポジションを変化させて、音程を変えて演奏する箇所でした。そのポジション位置の正確さと動きの早さに驚いたのと、音がカップミュートをしているように聴こえるのでした。2人のトロンボーン奏者での演奏で、息の合ったすばらしい「スライディング演奏」、見れてよかったです。 夜は、アラビアンコーストにて、「Precious Treasure of Agrabah」を見たのですが、2人の打楽器奏者と5名のダンサーによる15分くらいのショーです。打楽器はステージ両脇にあるタムやシンバルのラックセットとは別に、入退場やショー途中でダブラッカ(もしくはそれに似たもの)を持って踊って叩いて、さらにショーを盛り上げるのでした。いい音してました。 開園時間から閉演時間までのフルタイムでディズニーシーにいたのですが、この日の一番印象に残っている音楽は、園内を歩きながら「Mistic Rhythm」のシアターに向かう途中に聞いた、「Tapestry of Nations」でした。2000年ごろに新世紀を祝うプログラム「Millennium Celebration」があったようで、そのときの音楽のサウンドトラックに入っています。マーチング/DCIをよくご存知の方は、The Cadets が2000年のショーで使ったアルバムです。 「Tapestry of Nations」は自分たちのマーチングショーで使ったこともあって、とても思い入れのある曲であり、大好きなのと、実際にディズニー施設の中で聞くことになるとは思っていなかったので、ちょっと感動モノでした。 ショーものばかりを見ていたこともあるのですが、たくさんの音楽や楽器演奏を楽しむことができた一日でした。