お気楽Music Blog

私の周りにある音楽たち
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Origin of Led Boots最近になって60年代70年代のロックをよく聴く機会に恵まれ、ロックバンドによるインストゥルメンタルのナンバーが結構あることも知りました。ジャズ、ブルースの流れの中でロックが生まれ、こうしたインストゥルメンタルもとても自然なもののように聞こえてきます。

最近聴いたインストゥルメンタルの中で、Jeff Beckの「Led Boots」はとても印象的でした。変拍子が混じっていて、嵐のようなドラミングのせいでももちろんあるのですが、2つの気になることもその要因です。

1つはカバーというよりはルーツになっていると思われる曲の存在、もう一つはタイトル「Led Boots」の由来です。どちらも長くなりそうなので、2つのエントリーに分けて書いてみようと思います。

2つの「Led Boots」

Jeff BeckのLed Bootsは、アルバム「Wired」のオープニングトラックなのですが、作曲はバンドのキーボーディスト、Max Middletonでした。MaxはJeff Beckのアルバムレコーディングに参加し、Led Bootsを提供していますが、自身のバンド「Hummingbird」でもアルバム「Diamond Nights」の中に「Got My Led Boots On」というタイトルでLed Bootsと同じモチーフの曲を収録しています。HummingbirdのトラックがJeff Beckのトラックと異なるのは

  • ボーカルが入っている。
  • 終始4/4拍子である。

ということでした。

2つの曲を聴き比べて感じたのは、スタイルの違いがあるにせよ、「Got My Led Boots On」より「Led Boots」のほうがより洗練され、進化した作品だ、ということでした。きっとHummingbirdバージョンJeff Beckグループ向けにアレンジし、タイトルもシンプルにしたのだと思っていました。

しかし、それぞれが収録されているアルバムのリリース時期は、

  • 「Wired」1976年5月
  • 「Diamond Nights」1977年

となっており、Jeff Beckバージョンのほうが先なのです。とても意外でした。

オンラインで調べられる情報では、このリリースのタイミングだけでしか判断できない訳ですが、これだとしっくりこないので、私個人の推測による戯れ言を考えたのでした。

仮説1:Hummingbird結成初期のころにすでに録っていた

最初のアルバムは1974年7月リリースされていますが、前年の結成前の前身バンドでの活動中にJeff Beckがセッション参加していたそうです。
 
「Got My Led Boots On」は、そのころにできていて、最初のアルバム制作時にレコーディングもしていたがそのままお蔵入りにしていたけれど、Jeff Beckの「Wired」に「Led Boots」が入ったことをうけて、おもしろがって3枚めに収録したのではないか、と考えました。

仮説2:3枚めのレコーディング期間がとても長かった

Hummingbird2枚めのアルバムは1976年ですが、レコーディング自体は当然リリースより前に完了しているはずなので、3枚めのアルバムのレコーディングは2枚めのリリースのころ、もしかしたら前から始めていたかもしれません。すると、Jeff Beckの「Wired」は1976年5月リリースなので、ちょうど同じ頃にレコーディングをしていたことも考えられます。

中古マーケットで、アメリカA&Mのプロモーション用プレスに1976年のクレジットが入っているようなので、この年の早いタイミングで録音されていたこともあり得ると言えそうです。

仮説3:納得のいくレコーディングまで、のんびりやっていた

「Got My Led Boots On」は結構お気に入りで、それが故に何度もトライしつつも納得のいくレコーディングができなくて、3枚めでようやく収録することができたのかもしれません。仮説1に近い説です。

HummingbirdのメンバーはJeff Beckと縁のあるメンバーが、ちょっとやってみようかと何となく集まって始まったのではと思っているのですが、私にはあまり商業的なガツガツ感よりもサークル活動的な印象なので、自分たちがやりたいことをやりたいように取り組んでいたのかなと想像しています。

この3つの仮説、時間軸のチャートに載せてみるとこんな感じです。

2つの「Led Boots」のタイムライン

 

 

私はネット上の情報しか調べられていないのですが、残念ながらHummingbirdバージョンのほうが先にあった、ということを指し示す記述は見つけられませんでした。ご本人たちに直接確認するすべもないので、あくまでもこれは私の勝手な妄想にしか過ぎないのですが、こうして2つの曲を聴き比べるのもいち音楽ファンとしての楽しみのひとつだと思っています。

参照したサイト

Hummingbird discography – Wikipedia, the free encyclopedia : http://en.wikipedia.org/wiki/Hummingbird_discography

Jeff Beck discography – Wikipedia, the free encyclopedia : http://en.wikipedia.org/wiki/Jeff_Beck_discography

Hummingbird Diamond Nights USA Promo PRESS PACK (497927) : http://eil.com/shop/moreinfo.asp?catalogid=497927

roio » Blog Archive » GO, GO, GO : http://bigozine2.com/roio/?p=793

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やってみるとできるものです。

12月18日にギターデュオ「ラフレオ」のライブがあり、サポートメンバーとしてご一緒することになりました。その打ち合わせを先日我が家のリビングで行ないました。

編成はギターのお二人にベース、キーボード、ドラムのサポートが加わり5名。

ウチにはキーボードと練習用電子ドラムがあり、20kwのアンプにつないで音を出します。ここにベースもプラグイン。加えてもう一台同じくらいのサイズのアンプをラフレオのTsuTomさんに持ってきていただき、TsuTomさんのエレキギターをつなぎました。ラフレオのmonkさんのギターはバッテリーで稼働するモニターを積んでおり、これで全ての楽器の音が出ています。

この日の音合わせの様子はUstreamでも流していました。ドアの前にある黒いのがカメラで、マイクスタンドにゴリラポッドを巻き付け、そこにウェブカメラをマウントしています。Ustream配信は録画をサーバ上に残せるので、打ち合わせ内容を後で聞き直すのにも使えます。管理者アカウントでFLVファイルとしてダウンロードもできます。

 

Ustreamでのアングルはこんな風に見えていました。

 

キーボードは2台のシンセサイザー。ピアノとオルガンといった組み合わせで使っています。

ドラムからみた打ち合わせスペースの見え方はこんな感じ。

楽譜はmonkさんから事前にファイル共有で受け取り、各自で準備します。

さて、肝心のライブ情報。

日時:12月18日(日)19:30スタート
場所:新宿 Golden Egg
https://www.facebook.com/events/249981451718971/